3月9日(水)から11日(金)までの3日間、味の素ナショルトレーニングセンターで行われる「全仏オープン・ジュニア ワイルドカード選手権大会 in partnership with LONGINES 日本予選」。8日、大会を記念して、フランス大使公邸にてレセプションパーティーが行われた。
日本予選の男女子シングルス優勝者は2016年5月にフランスのパリで開催される本戦へ出場。本戦に勝利した選手が、全仏オープンジュニア2016年のワイルドカードを獲得し、本戦への出場する機会を与えられる。
全仏オープン本大会優勝者しか 手にすることが出来ないトロフィーが会場で披露され、会場からは歓声がわきました。
アメリカより来日した元女子プロテニス選手で、ロンジン・エレガンスアンバサダーのシュテファニー・グラフは「テニス人生を引退した後、1998年に自らの財団「チルドレン フォー トゥモロー」を立ち上げました。この財団は子どもたち、特に戦争や紛争 地域においてトラウマを持っているような子供たちとその家族支援しています。引退後すぐに財団を立ち上げることを考えたわけではないですが、ヨーロッパやアフリカには難民問題がいまだにあり、自分がやらなければいけないと思っていますし、まだまだやらなければいけないこともたくさんあると思っています。」と、自らの現在の活動を熱く語りました。
「こんなに素晴らしい機会、そして素晴らしいコートは本当にないので、日本テニス協会およびフランステニス連盟に感謝しながらプレーしてほしいです。自分もジュニア時代にパリでプロ選手の練習を目の前で見て、非常に刺激をもらいました。出場 選手の皆さんにはぜひ日本予選を優勝し その感覚をパリで味わって欲しいと思います」と出場選手にエールを送った。
現在日本のテニス界を牽引する錦織圭も2006年の全仏オープン・ジュニア男子ダブルスで4大大会ジュニア優勝を果たしている。
イベントの後半には杉山愛によるドロー抽選も行われ、組合せは以下の通りになった。
男子シングルス
清水悠太(16歳、世界ランク52位)vs 住澤大輔(17歳、世界ランク175位)
伊藤竹秋(16歳、世界ランク1088位)vs ジェームズ・トゥロター(16歳、世界ランク211位)
松下竜馬(14歳、世界ランク1123位)vs 千頭昇平(17歳、世界ランク111位)
川上倫平(15歳、世界ランク203位)vs 田島尚輝(15歳、世界ランク106位)
女子シングルス
荒川春菜(16歳、世界ランク89位)vs 平田歩(16歳、世界ランク259位)
末野聡子(16歳、世界ランク58位)vs 清水綾乃(17歳、世界ランク305位)
永田杏里(15歳、世界ランク216位)vs 安藤優希(15歳、世界ランク553位)
佐藤久真莉(13歳、世界ランク431位)vs 松田美咲(17歳、世界ランク193位)