10月7日(土) 楽天ジャパン・オープン 6日目。
シングルスとダブルスの準決勝が行われ、内山靖崇(北日本物産)/マクラクラン勉組が決勝に進出した。
日本ペアの決勝進出は、2005年に優勝した岩渕聡/鈴木貴男組以来、12年ぶり。
シングルスは杉田祐一を準々決勝で破ったA・マナリノ(フランス)が粘りのプレーで、第1シードのM・チリッチ(クロアチア)を破った。
決勝では前年準優勝の第4シード、D・ゴフィン(ベルギー)と対戦する。
ゴフィンは前週の中国・深センのATP大会に優勝しており、2週連続優勝を狙う。
マクラクラン勉/内山靖崇 決勝進出 狙うは優勝!
マクラクラン勉/内山靖崇組、準決勝でゴンザレス/ペラルタ組をストレートで破り見事決勝進出を決めた。
「信じられない。
二人だけの力ではない。
このコロシアムの素晴らしい雰囲気を作ってくれた皆さんのお蔭だと思います。」と観客に感謝の気持ちを真っ先に述べる内山。
「二人とも調子良かった。」マクラクランのたどたどしい日本語で話す姿は彼の真面目で誠実な人柄を表している。
その一生懸命さに大きな拍手が起こる。
決勝では2016年のUSオープン、全豪オープンのチャンピオンペアと対戦する。
準々決勝では今年のUSオープンチャンピオンを破っているので、この勢いで戦って欲しい。
「ソアレスには数週間前のデ杯でもやられているので、頑張りたい。」と燃えているデ杯日本ダブルスチームの二人だ。
内山靖崇/マクラクラン勉 vs 2]Murray(GBR)/Soares(BRA)
<<準決勝>>
〇内山靖崇/マクラクラン勉 75 64 ●Gonzalez(MEX)/Peralta(CHI)
〇2]Murray(GBR)/Soares(BRA) 67(3) 61 [11-9] ●Inglot(GBR)/Nestor(CAN)
ダブルスドロー
杉田祐一破ったA・マナリノ決勝進出
なんと杉田祐一(三菱電機)を準々決勝で破ったA・マナリノ(フランス)が今度は2時間43分の激戦の末に、第1シードのM・チリッチを破った。
これが本当に2014年USオープン決勝で錦織圭を破ったチリッチなのだろうか?
ファイナル・セットは0-6、マッチポイントは驚くことにダブルフォルトだった。
しつこいプレーを打破できず「相手に粘るチャンスを与えてしまった」と反省するチリッチだ。
〇A.Mannarino(FRA) 67(5) 64 60 ●1]M.Cilic(CRO)
〇4]D.Goffin(BEL) 76(3) 76(6) ●8]D.Schwartzman(ARG)
〇1]M.Cilic(CRO) 62 60 ●R.Harrison(USA)
〇A.Mannarino(FRA) 62 64 ●杉田祐一
〇4]D.Goffin(BEL) 75 62 ●R.Gasquet(FRA)
〇8]D.Schwartzman(ARG) 62 64 ●S.Johnson(USA)
<<2回戦>>
〇1]M・チリッチ(クロアチア) 63 64 ●内山靖崇
〇R.Harrison(USA) 63 16 76(2) ●5]K.Anderson(RSA)
〇杉田祐一 1-0ret. ●3]M・ラオニッチ(カナダ)
〇A.Mannarino(FRA) 63 62 ●J.Vesely(CZE)
〇R.Gasquet(FRA) 60 76(5) ●盧彦勳(台湾)
〇4]D.Goffin(BEL) 26 75 76(1) ●Q]M.Ebden(AUS)
〇8]D.Schwartzman(ARG) 63 61 ●B.Tomic(AUS)
〇S.Johnson(USA) 62 64 ●A.Dolgopolov(UKR)
<日本人プレーヤー1回戦>
〇杉田祐一 64 ret. ●B・ペア(フランス)
〇内山靖崇 63 36 61 ●F・スクゴル(クロアチア)
〇盧彦勲(台湾) 61 63 ●ダニエル太郎
〇R・ハリソン(米国) 64 46 64 ●高橋悠介
〇A・マナリノ(フランス) 75 76(3) ●添田豪
ドローPDF
記事塚越亘/塚越景子 写真/鯉沼宣之/伊藤功巳/TennisJapan