1/22(月) 2018全豪オープン 8日目。
大坂なおみ(日清食品)は第1シードのシモナ・ハレプ(ルーマニア)に3-6,2-6で敗れ、グランドスラム大会初の8強入りはならなかった。
男子ダブルスでマクラクラン勉/シュトルフ(ドイツ)組が見事グランドスラム大会で8強入りを決めた。
女子ダブルスで第11シードの青山修子/ザオシャン(中国)組は残念ながら8強入りをのがした。
大坂なおみ 実力出せず
<<女子シングルス4回戦>>
〇1]S.Halep(ROU) 6-3 6-2 ●大坂なおみ
第1セット、3-3までは大坂の将来性がみえる素晴らしい戦いぶりだったが、ラリーを続けるうちに、段々と大坂の強みが発揮できなくなっていった。
「勝ったが苦戦した過去2回の対戦も含めて大坂のプレーを研究した。
彼女の良さを出させないように、緩急、深いボールなどを短も含め混ぜ、彼女のペースにしないようにした」
と過去2回の全てフルセットの苦戦を研究して対処したハレプ。
「なおみは落ち着いて良いプレーをしたと思う。
彼女にとって、今日の結果は思い通りではなかっただろうが。
確実にもっと強くなり、将来WTAを背負う将来有望な選手になるだろう」。
一方的な結果に驚く報道陣やもっと戦えると思っていた大坂のプレーに対してハレプは言う。
そして最後に「今でもなおみは充分に強い」と付け加えた。
「ハレプのプレーが素晴らしかったので、悔いはない」と大坂。
今度こそ壁を破り、勝つつもりで戦ったが。
この敗戦は大坂をまた強くするのだろう。
マクラクラン勉/シュトルフ組 見事8強
<<男子ダブルス3回戦>>
〇マクラクラン勉/シュトルフ(ドイツ) 6-4 7-6(5) ●CARRENO-BUSTA/GARCIA-LOPEZ(スペイン)
男子ダブルスで日本選手が8強に入るのはグランドスラム大会では1974年全仏オープンの坂井利郎/平井健一組以来44年ぶりの快挙だ。
マクラクラン勉 インタビュー
「グランドスラム大会でベスト8は信じられない。とても嬉しい。」
「サービスはエースがあって2人とも良かった。
サービスゲームでプレッシャーがなかった。」
「第2セットは少しファーストが入らなかった。
ベースラインが強いからそこからチャンスがあったら、ネットに行くプランだった。」
「今日の試合はフィーリング、音、サポーターなど良かった。
最近の満員の有明でやっているから、自信があった。」
「明日は第1シードと対戦する。
メロはデ杯でやった。
クボットはさっき見た。リターンがすごく強い。
相手は強いチームだが、自分たちも調子がすごくいいのでチャンスはあると思う。」
準々決勝は第1シードのクボット(ポーランド)/メロ(ブラジル)と1/23(火)に対戦する。
青山修子組 悔しい敗戦
<<女子ダブルス3回戦>>
〇6]G.Dabrowski/Y.Xu(CAN/CHN) 7-6(6) 6-1 ●青山修子/ヤン・ザオシャン(中国)
青山修子 インタビュー
「今日はリターンが入らなくて、自分の中でストレスになってしまった。
思い切ってやらないといけないのに引きずってしまった。
前回、負けた時は上を使われて、前の動きがグチャグチャになってしまった。
今日は警戒してスマッシュを打てて、対応できたと思う。」
「グランドスラムやプレミアの大会で上を目指すのを目標にしている。
トップ選手にこれからの課題になる。今日は非常に残念だと思う。」
「もっともっと上に勝つにはダブルスをもっと理解していかないと結果に繋がらないと思う。
今日の試合は自分の中でもっとファイトできたと思う。
しっかりやることを自分の中で理解していきたいと思う。」
後半は悔し涙を押えて気丈に答える青山修子だった。
頑張れ青山修子! 皆応援している!
記事:塚越亘/森下泰/小林粛/塚越景子 写真by W.Tsukagoshi CanonEos7D