2月13日 ニューヨーク・ オープン、シングルス1回戦が行われ、第5シードの錦織圭(日清食品)は地元アメリカのN・ルービン(アメリカ)を7-5, 6-3のストレートで破り、ATPツアー復帰戦を白星で飾った。

錦織のATPツアー復帰は8月のATP1000カナダオープン2回戦対モンフィス(フランス)以来、
ATPツアーでの勝利は、昨年8月のATP500シティ・オープン(アメリカ/ワシントンDC)以来のことだ。

2回戦は、ATPランク72位のE・ドンスコイ(ロシア)と対戦、順調に勝ち進めば準々決勝では18位で第3シードのJ・イスナー(米国)と対戦になるだろう。

復帰後 ATPツアー 初勝利

N・ルービンはこの会場があるニューヨーク・ロングアイランド出身。21歳。
2014年ウインブルドン・ジュニア優勝者。
2015年には1年生ながら、全米大学選手権のシングルスで準優勝。
1月にニューカレドニア・チャレンジャー大会で3勝目を挙げている。
最高ランキング168位。
ジョン・マッケンロ・アカデミーでもテニスを磨いたアメリカ期待のプレーヤーの一人だ。

第1セット、オープニングゲームで3回あったブレーク・チャンスを逃すと、錦織は自分のサービスゲームを落とす。
一時、0-3とリードされる。

第5ゲームをブレークバック。
5-5から相手のサーブをブレーク6-5。

3本目のセットポイントを取り、7-5で第1セットを取った。

第2セットは最初のゲームでブレークに成功、
第5ゲームもブレーク、続くサーブをキープし5-1とリード。

5-2、サービング・フォー・ザ・マッチはキープできず、ブレークバックされるが、
第9ゲームをブレーク、初戦突破を決めた。

地元期待のルービンに勝利、「うれしい!」と錦織

錦織は、昨年8月、ATP1000シンシナティでの練習中に右手首を痛めツアーから離れる。
実戦から遠ざかっていた錦織は、今年1月、ツアー下部大会のニューポートビーチ・チャレンジャーでツアー復帰するが、1回戦負け。しかし翌週のダラス・チャレンジャーで復帰後初優勝を飾った。

このニューヨーク・ オープンには
前週、フランスのATPツアーで準優勝したマクラクラン勉/ウーゴ・ニス(フランス)組がダブルスに出場。
ダニエル太郎(エイブル)は予選1回戦でワイルドカードのC・ユーバンクス(アメリカ)に5-7 3-6で敗れた。

その後は2月26日よりアカプルコ

NYオープンでATPツアー復帰した錦織圭

記事:塚越亘/塚越景子 写真佐藤ひろし/TennisJapan