3月9日 アメリカ西海岸、インディアンウェルズで行われているBNP パリバ・オープン、グランドスラム大会に次ぐ格のビッグ大会だ。(男女共催ATP1000/WTAプレミア)
予選を勝ち上がった109位のダニエル太郎(エイブル)が予選勝者のC・ノリー(英国)に6-3、1-6、6-1で競り勝った。ダニエル太郎、2回戦では元No.1のN・ジョコビッチ(セルビア)に挑戦だ。
1回戦で元No.1のM・シャラポワを破っている大坂なおみ(日清食品)が、今度は元No.2のA・ラドワンスカ(ポーランド)を6-3、6-2で下し3回戦に進出した。
西岡良仁(ミキハウス)はM・バグダディスに5-7、6-3、5-7で敗れた。
ダニエル太郎
ニョロニョロと戦う!
<<1回戦>>
〇Q]ダニエル太郎 63 16 61 ●Q]C・ノリー(英)
ファイナル・セット
第4ゲームをブレーク、第6ゲームもブレークし5-1。
ダニエル太郎のサービング・フォ・ザ・マッチは30-40。
攻めたノリーのボレーがワイドでダニエルはデュースに持ち込む。
最初のマッチポイント、ボレーを決められ、デュース。
2度目のマッチポイント、Tへ、相手のバックにサービス・エース級!
ついに勝った!
今年思うような成績を出せないでいたダニエル太郎、2018年ダニエル太郎成績
「やっと、自信が出てきた。
ずっとこの2、3ヶ月、テニスは良いけどまた負けちゃうんだな、
また負けちゃうんだなっていうネガティブなものが後ろから"ニョロニョロ"くるんで、毎試合、(笑)。
でもそれが無かった。予選を通じて。今のところは。
勝ってるというより、試合中ポジティブな気持ちで臨めているのが嬉しい」とダニエル太郎。
第2セットを落とた時、ニョロニョロは?と聞くと、
「それは調子が良い時でも絶対1回や2回は来る。
それが明るく流れていく時と、そこで暗くなってカミナリが落ちてくる時と。
それは、試合じゃないオフの時に楽しめているかどうかによって変わってくる事なんだと思う」と。
おめでとうダニエル太郎!次はジョコビッチと対戦だ!
「ジョコビッチ戦、良くも悪くもポジティブにいけると思う。
どう見てもNothing to loseだから」楽しみと言う。
ジョコビッチに勝つと3回戦は錦織圭かも?
錦織圭対ダニエル太郎、見てみたい!
大坂なおみ 元1, 2位連破
<<2回戦>>
〇大坂なおみ 63 62 ●31]A.Radwanska(POL)
大坂なおみが20大会優勝、元世界2位のラドワンスカをストレートで破った。
第1セットのオープンング・ゲームをいきなりブレークされる。
が、すぐブレーク・バック。
3-3から3ゲーム連取して第1セットを先取。
第2セットは2-2から4ゲーム連取だった。
大坂なおみ インタビュー
「(1回戦でシャラポワに勝ったが)そのことは考えすぎず、自分のプレーをすることだけを考えた。
相手は百戦錬磨の選手、最後まで落ち着いて戦った。」
3回戦では優勝候補の一人と思われた現3位のG・ムグルサ(スペイン)を破った予選上がりのS.ビケリー(アメリカ)、 22歳、100位と対戦する。
西岡良仁 粘り強く戦ったが
<<1回戦>>
〇Q]M.BAGHDATIS(CYP) 75 36 75 ●西岡良仁
凄い試合だった。
バグダディスが掴んだブレーク・チャンスは13、
西岡が掴んだブレーク・チャンスは7。
どちらに転んでもおかしくない勝負、
予選を勝ち上がってきた2006年全豪オープン準優勝者のガッツが最後まで勝負を捨てなかった。
錦織圭 アルゼンチンのベテランと対戦だ!
第22シードの錦織圭(日清食品)の初戦(2回戦)はL・メイヤー(47位、30歳、アルゼンチン)と決まる。
ボトムハーフにいる錦織の試合は現地11日だ。
2回戦に勝つと3回戦ではN・ジョコビッチとダニエル太郎の勝者と対戦する。
NHKBS1放送予定
ガオラ放送予定
記事:塚越亘/KyokoOga/塚越景子 写真H.Sato/TennisJapan