★ITF女子テニス10万ドル大会
■楽天ジャパンオープン(ハード)
10月8日、東京都有明テニスの森で開催されているITF女子10万ドル大会、楽天ジャパンオープン・テニス・チャンピオンシップス(賞金総額$100,000、ハード)の女子シングルス準々決勝が行われ、第4シードの森田あゆみ(20歳)が、第8シードのアルバータ・ブリアンティ(30歳、イタリア)を 6-0 6-1 で一蹴し、準決勝進出を決めた。
土居美咲(19歳)も、世界ランク153位のSAVCHUK, Olga(23歳、ウクライナ)を 7-5 7-5 のストレートで下し、こちらも準決勝進出を決めた。
この日、センターコートの舞台はまさに森田劇場であった。両手フォア、バックから放たれる強烈なショットで完全にブリアンティを圧倒、森田の一方的な展開で試合時間1時間を要せず勝負を決めた。両者は2009年に中国で行われた広州国際女子オープンで対戦しており、その時は森田がストレートで敗れているだけに、今回の勝利でリベンジを果たした。
また土居は、この日第1、2セットともに1ブレーク差でのストレート勝利。ファーストサービス時のポイント獲得率が74%と高く、集中したサービスゲームを見せた。さらに、ポイントを取るたびにガッツポーズを見せ気合も入った。ランキングでは2回戦で敗退した同年代のライバルである奈良くるみ(19歳)に先を越されているだけに、今大会ではより多く勝利を積み重ねたいところ。勝利への気持ちが強く入った試合となった。
この結果、森田と土居は準決勝で対決することとなった。両者は初対戦。森田がツアーの先輩として意地を見せるか、土居が番狂わせを起こすか、注目の試合は明日行われる。
その他の準々決勝では、ジル・クレイバス(36歳、米国)が、昨年の覇者ジュリー・コイン(27歳、フランス)を 7-6(2) 6-3 で、第3シードのマグダレナ・リバリコワ(22歳、スロバキア)がBELTRAME, Severine(31歳、フランス)を 7-6(5) 6-4 で下し準決勝進出を決めた。
※写真上段:森田あゆみ
中段:土居美咲、インパクト写真は、CASIO HIGH SPEED EXILIMで撮影
下段:土居美咲ガッツポーズシーン
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◆9日(土)シングルス試合予定
ジル・クレイバス(米国) vs マグダレナ・リバリコワ(スロバキア)[3]
>第1コート第1試合(午前10時30分開始)
土居美咲 vs 森田あゆみ [4]
>センターコート第3試合(第1試合は午前12時開始)
ライブスコア⇒こちら(大会公式サイト)
ITF: $100,000 Rakuten Japan Open
シングルス
準決勝
土居美咲 vs 森田あゆみ [4]
マグダレナ・リバリコワ(スロバキア)[3] vs ジル・クレイバス(米国)
準々決勝
【トップハーフ】
○土居美咲 7-5 7-5 ●SAVCHUK, Olga(ウクライナ)
○森田あゆみ [4] 6-0 6-1 ●アルバータ・ブリアンティ(イタリア) [8]
【ボトムハーフ】
○マグダレナ・リバリコワ(スロバキア)[3] 7-6(5) 6-4 ●BELTRAME, Severine(フランス)
○ジル・クレイバス(米国) 7-6(2) 6-3 ●ジュリー・コイン(フランス)
2回戦
【トップハーフ】
○SAVCHUK, Olga(ウクライナ) 6-3 6-2 ●イベタ・ベネソバ(チェコ) [1]
○土居美咲 7-5 6-4 ●タマリネ・タナスガーン(タイ)[5]