1回戦が行われ、錦織圭(日清食品)が予選勝者のC・ハリソン(米国)を6-2、4-6、7-6(3)、6-2で下し、7年連続の2回戦に進出した。
杉田祐一(三菱電機)はB・クラーン(アメリカ)に6-2, 6-7 (6-8), 2-6, 2-6。
ダニエル太郎も第19シードのF・フォニーニ(イタリア)に6-3, 3-6, 3-6, 3-6と、共に第1セットを取ったものの敗れた。

女子では第18シードの大坂なおみ(日清食品)がM・ニクレスク(ルーマニア)を6-4, 6-1のストレートで破り、2年連続2回戦に進出したが、奈良くるみ(安藤証券)はセンターコートで行われた試合で第1シードのS・ハレプ(ルーマニア)に2-6, 4-6のストレートで敗れた。

錦織、大坂の2回戦は一日空いて5日(木)に行われる。
錦織はラッキールーザー(予選決勝で敗れたが本戦に欠場者が出たために繰り上がりで出場)のB・トミック(オーストラリア)と対戦。
大坂は地元イギリス期待、主催者推薦のK・ボールターと対戦する。

錦織圭 快勝
試合詳細

第1セット

錦織の3-2リードでハリソンのサーブ、15-40とブレーク・チャンスを掴んだ。
2本目のブレーク・ポイント。錦織はハリソンの足下にリターンを沈めブレーク4-2とリードする。

第7ゲーム、40-15からダブルフォルトをすると、デュースに持ち込まれハリソンにブレーク・ポイントを握られる。しかし、3度目のデュースをサービス・エースで5-2とする。

第8ゲーム、錦織はラブでブレーク。第1セットを6-2で先取した。

第2セット

第5ゲームはダブルフォルトで始まり、ハリソンに先にブレーク・ポイントを握られてしまう。
バックのダウン・ザ・ラインはネット、ハリソンにブレークを許してしまった。

第7ゲームでも15-40とブレーク・ポイントを握られ、ダウン2-5となる。

ハリソンのサービング・フォ・ザ・セットだが、錦織はここでブレークに成功3-5と粘る。

第10ゲーム。
ハリソンのダブルフォルトで30-40とブレーク・ポイントを握るがハリソンはエース級のサーブでデュース。
錦織は3本のセットポイントをしのぐも、4度目のデュースの末にキープされ、第2セットを4-6で落とした。

第3セット

先に錦織がブレークに成功するも、次のゲームでブレークバックを許す。

そしてタイブレーク。
3-3から錦織はポイントを重ねて7-3で第3セットを取った。

第4セット

第1ゲーム、錦織は15-40といきなりのブレーク・チャンスにハリソンはダブルフォルト。
錦織が1-0とブレークアップ。

第3ゲームもデュースの末にブレーク、3-0とする。

5-2、錦織のサービング・フォ・ザ・マッチ。
1ポイント許しただけで錦織が6-2で第4セットを奪い、勝利を決めた。

錦織のウィンブルドンでの最高の成績は、2014年、2016年の4回戦の16強。グランドスラム大会では唯一8強入りをしていないのが芝のウィンブルドン。
今年は晴天が続き、いつものコートの速さではない。錦織に合っているような気がする。活躍して欲しいウィンブルドンだ。

https://tennis.jp/tournament/ウィンブルドン2018【試合結果・詳細】

記事:塚越亘/塚越景子/協力:内田暁 photo/H.Sato/TJapan