7月3日(火)ウィンブルドン2日目

女子1回戦で第18シードの大坂なおみ(日清食品)はM・ニクレスク(ルーマニア)を6-4, 6-1のストレートで破り順調な滑り出しを見せた。
奈良くるみ(安藤証券)はセンターコートで全仏覇者、第1シードのS・ハレプ(ルーマニア)に2-6, 4-6のストレートで敗れたが、確かな手応えを感じた。

7/4 ウィンブルドン3日目。今日からシングルス2回戦が始まるが、錦織圭、大坂なおみの2回戦は明日だ。
ダニエル太郎/西岡良仁組、内山靖崇組、青山修子組のダブルスが入った。

大坂なおみ

ニクレスクは30歳。フォアは切るようなスライスで打ってくる変則スタイルのプレーヤー。ウィンブルドンでは2015年に16強になっている。シングルスで3勝、ダブルスで8勝のタイトルを取ったつわもの。

第1セット、先にブレークしたが、ブレーク・バックされる。
5-4で迎えた第10ゲームで大坂がブレークを果たし、6-4で第1セットを先取した。

「最初はナーバスになったが、イライラせず、相手に影響されないようにプレーした」と言う大坂が自分のプレーを貫き完勝した。
第2セットは5-0、ニクレスクのサーブで15-40とマッチポイントを握るほどだった。

記者会見には、背番号3のサッカーユニフォーム姿で現れる。
背番号3はワールドカップ日本代表、DF昌子源(鹿島)だが、なぜ3なのと聞かれると「う~ん、誰?」となおみ珍返答返しで笑いを誘った。

会場近くに一軒家を借り、サーシャ・コーチ達と連日ワールドカップを見ていると言う。
チーム全員でウィンブルドンを楽しんでいるような良い雰囲気。大坂なおみの良さがウィンブルドンで発揮できそうだ。期待したい。

奈良くるみ
取り組んできたこと、試合に出せた!

奈良くるみ 自分の力出し切る


世界1位、3週間前のフレンチ・オープン優勝者のハレプとセンターコートで戦った。
「自分の力を出し切れた。取り組んできたこと、試合に出せた。」

ハレプも26歳。奈良が目指すプレーをしている。
「テニスの方向性はこのままいけばいいということを得られた。そこが一番大きい」と。

奈良のサービスから始まった試合は、センターコートの緊張からか奈良は最初のサーブを落としてしまう。
しかし、第4ゲームでブレーク・バックに成功するなど健闘した。

会見では「今年の芝シーズンは、良い結果は出なかったが、いい練習、準備ができた。」これからもこの姿勢で戦いたいとこの後のUSオープンシリーズに気持ちは入れ替わっているようだった。

https://tennis.jp/tournament/ウィンブルドン2018【試合結果・詳細】

記事:塚越亘/塚越景子/協力:内田暁 photo/H.Sato/TJapan