★女子テニス・グランドスラム大会
■7,780,000ユーロ Roland Garros 2011, Paris, France (Red Cray)
26日、フランスのパリで開催されている4大大会、全仏オープン(クレーコート)の女子シングルス2回戦で、第2シードで世界ランク2位のキム・クライシュテルス(27歳、ベルギー)が、世界ランク114位のアランツァ・ルス(20歳、オランダ)に、6-3 5-7 1-6の逆転で敗れ、優勝候補が早くも2回戦で姿を消す大波乱となった。
2010年のUSオープン(米国/ニューヨーク、ハード)、2011年の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード)に続いて3大会連続での4大大会優勝を狙っていたクライシュテルスだったが、この日は大乱調。31本のウィナー(エース)を奪ったものの(ルス9本)、10本のダブルフォルトを含む65個のエラーを数えてしまった。(ルス22本)
クライシュテルスは4月に親戚の結婚式に出席した際に足首をひねってじん帯を傷め、クレーコートの試合に出場することなく、復帰戦が全仏オープンとなっていた。
万全の状態とは言えないながらも、1回戦ではアナスタシア・ヤキモバ(24歳、ベラルーシ)に6-2 6-3で完勝していたが、2回戦ではサウスポーで身長180cmのルスに思うようなプレーができなかった。
優勝候補の第2シードが早くも大会5日目で姿を消し、女子シングルスは益々、本命不在の混戦状況となってきた。