★グランド・スラム
■Wimbledon - Wimbledon, Great Britain (Grass)
20日、英国のロンドンで芝コートの4大大会、ウィンブルドン選手権(賞金総額14,600,000ポンド、芝)が始まる。大会の初日には、世界ランク42位の森田あゆみ(21歳)が、同80位のタミラ・パスゼック(20歳、オーストリア)と対戦する。
連日、ウィンブルドン選手権を生中継するWOWOWが森田に独占インタビューを行った。
◆Q:昨年、グランドスラム初勝利を挙げたウィンブルドンテニスに戻ってきた気持ちは?
森田:グランドスラム自体が他の大会と比べて大会の雰囲気が違いますし、選手のモチベーションも特別なので、またここに戻ってくることができて本当に嬉しいですし、試合が楽しみです。
◆Q:そのグランドスラム初勝利はその後にどのように影響しましたか?
森田:去年のウィンブルドンテニスで勝てたからその後の試合で勝てたとは思いません。周りに言われたり、自分でも知らないうちに意識してしまったところがあって、グランドスラムになるとどうしても他の大会よりも変にプレッシャーを感じて硬くなってしまっていました。でもいまは、気持ちの面で少し楽になって、変に意識せずにテニスだけに集中することができるようになったかなと思います。成績が出るようになってきたのは、すべてがかみ合い、しっかり実力も付いて自分のテニスが良くなってきたからだと思います。
◆Q:1回戦の相手について。
森田:多分、バックのダウンザラインが一番得意としているショットだと思います。昨年は調子を落としてあまり良くなかったようですが、今年は100位以内に戻ってきて、精神的にもずいぶん強くなっていると思うので、タフな相手だと思いますし、自分がよくなければ勝てない相手だと思います。
◆Q:勝負のポイントは?
森田:グランドスラムなので、まずは精神的に強くいることが一番大事。芝生なので、先にいいショットを打って攻めたほうがかなり有利に試合を進めることができると思うので、ハードやクレーよりもさらに攻める気持ちをもってプレーしたいと思います。
◆Q:今大会の抱負。
森田:今は1回戦のことしか考えていませんし、まずは1回戦で自分の力をすべて出していいテニスができて勝てればそれがベストだと思います。まずは1回戦に向けて身体も気持ちもいい状態で臨めるようにしっかり調整したいと思います。
写真:AP/アフロ、クリックで拡大