★WTA女子テニスツアー(WTA International)
■HP Open, Osaka, Japan(Hard/Outdoors)
16日、大阪の靱テニスセンターにて開催されている世界ツアー大会、HPジャパン女子オープン(ハード)は大会最終日を迎え女子シングルスの決勝などが行われた。
女子シングルスの決勝は第1シードのサマンサ・ストーサー(27歳、オーストラリア)と第2シードのマリオン・バルトリ(27歳、フランス)が対戦。
バルトリが、今年度全米王者のストーサーに6-3 6-1で勝利し優勝。「これ以上ないくらい良いプレーが出来た」と試合後の会見で語るバルトリは、強烈なサーブ、そして常に攻撃的なストロークが安定。ストーサーのよくはねるスピンのフォアーハンドそしてキックサーブに対して、軽快でスピードのあるフットワークで追いつくと攻撃的なストロークでプレーし続けポイントを重ねた。
特にファーストサービスが入った際は87%の確率でポイントに結びつけ、多彩なショットを持つ全米覇者相手に貫禄のテニスを見せた。
1回戦から1セットも落とすことなく優勝を決めたバルトリは試合後の会見で「試合に勝つのは嬉しい。今回の結果でトップ10に返り咲くことができる(現在11位)。全米チャンピオンのストーサーにストレートで勝利したのは大きい。とてもとても幸せです。」と述べた。
今日のストーサーの調子は?との質問には「私は彼女の状態は分からないが、自分はこれ以上ないというくらい良いプレーが出来ました」と語った。
また決勝で完敗したストーサーは「自分では満足出来るプレーが出来たと思う。決勝ではファーストを落とした時点で不利な状況に陥った。セカンドセットでもバルトリが良いボールを打ってきた。負けはしたがベストは尽くしたので仕方がない」と述べた。
試合途中でトレーナーを呼んでいたが、その影響は?との質問には「ふくらはぎに張りを感じたのでトレーナーを呼んだが、私は動けていたし、影響があったと言い訳はしたくない。1回戦は苦戦しましたが、今週終盤から調子は上がっていたので、今日勝てれば良かった」と潔く今回の敗戦を語った。
※写真は上から、バルトリ、記者会見でのバルトリ、ストーサー(写真はクリックで拡大)
◆関連サイト
HP OPEN 2011特集
試合予定(大会公式サイト)
ライブスコア(大会公式サイト)
WTA International: $220,000 HP Open
シングルス
決勝
○マリオン・バルトリ(フランス)[2] 6-3 6-1 ●サマンサ・ストーサー(オーストラリア)[1]
準決勝
○サマンサ・ストーサー(オーストラリア)[1] 7-6(5) 3-6 6-3 ●鄭潔(中国)
○マリオン・バルトリ(フランス)[2] 6-1 7-6(5) ●アンジェリーク・クルベール(ドイツ)[3]
準々決勝
○サマンサ・ストーサー(オーストラリア)[1] 6-2 6-3 ●シャネル・シェパーズ(南アフリカ)[7]
○鄭潔(中国) 0-6 7-5 6-3 ●ペトラ・チェトコフスカ(チェコ) [4]
○アンジェリーク・クルベール(ドイツ)[3] 6-3 6-4 ●タマリネ・タナスガーン(タイ)
○マリオン・バルトリ(フランス)[2] 6-2 6-1 ●森田あゆみ[6]
2回戦
【トップハーフ】
○サマンサ・ストーサー(オーストラリア)[1] 6-2 6-4 ●土居美咲
○シャネル・シェパーズ(南アフリカ)[7] 4-6 6-3 7-6(5) ●SHVEDOVA, Yaroslava(カザフスタン) vs
○ペトラ・チェトコフスカ(チェコ) [4] 6-0 6-3 ●瀬間詠里花(Q)
○鄭潔(中国) 7-5 6-3 ●ジャーミラ・ガイドソバ(オーストラリア)[5]
【ボトムハーフ】
○タマリネ・タナスガーン(タイ) 6-2 6-4 ●マチルド・ジョハンソン(フランス)
○アンジェリーク・クルベール(ドイツ)[3] 6-1 6-3 ●GOVORTSOVA, Olga(ベラルーシ)
○森田あゆみ[6] 6-26-3 ●DANIILIDOU, Eleni(アフガニスタン)
○マリオン・バルトリ(フランス)[2] 6-1 6-2 ●バニア・キング(米国) vs
1回戦
【トップハーフ】
○サマンサ・ストーサー(オーストラリア)[1] 6-3 3-6 7-5 ●ノパワン・ラートチワカーン(タイ)(Q)
○土居美咲 6-4 6-4 ●ココ・バンダウェイ(米国)
○SHVEDOVA, Yaroslava(カザフスタン) 6-2 6-0 ●青山修子(Q)
○シャネル・シェパーズ(南アフリカ)[7] 6-2 6-2 ●アラ・クドリャフツェワ(ロシア)
○ペトラ・チェトコフスカ(チェコ) [4] 6-2 7-6(2) ●クルム伊達公子
○瀬間詠里花(Q)6-3 6-3 ●MINELLA, Mandy(ルクセンブルク)
○鄭潔(中国)6-1 6-1 ●KUCOVA, Zuzana(スロバキア)
○ジャーミラ・ガイドソバ(オーストラリア)[5] 6-0 6-1 ●中村藍子(W)
【ボトムハーフ】
○タマリネ・タナスガーン(タイ) 6-3 7-5 ●MCHALE, Christina(米国)[8]
○マチルド・ジョハンソン(フランス) 6-3 6-2 ●FALCONI, Irina(米国)
○GOVORTSOVA, Olga(ベラルーシ)6-1 2-6 6-4 ●チャン・ユンジャン(台湾)
○アンジェリーク・クルベール(ドイツ)[3] 6-2 6-1 ●奈良くるみ(W)
○森田あゆみ[6] 76(3) 62 ●張帥(中国)
○DANIILIDOU, Eleni(アフガニスタン) 6-2 6-2 ●PIVOVAROVA, Anastasia(ロシア)
○バニア・キング(米国) 6-1 3-6 6-1 ●ジル・クレイバス(米国)
○マリオン・バルトリ(フランス) [2] 6-2 6-2 ●メリンダ・シンク(ハンガリー)
ダブルス
決勝
○クルム伊達公子/張帥(中国)[4] 7-5 3-6 11-9 ●バニア・キング(米国)/ヤロスロワ・シュウェドワ(カザフスタン)[1]
準決勝
バニア・キング(米国)/ヤロスロワ・シュウェドワ(カザフスタン)[1] vs KOPS-JONES, Raquel(米国)/SPEARS, Abigail(米国)[3]
○クルム伊達公子/張帥(中国)[4] 6-3 6-3 ●ジャーミラ・ガイドソバ(オーストラリア)/アンジェリーク・クルベール(ドイツ)
準々決勝
【トップハーフ】
○バニア・キング(米国)/ヤロスロワ・シュウェドワ(カザフスタン)[1] 6-2 6-1 ●DANIILIDOU, Eleni(アフガニスタン)/MINELLA, Mandy(ルクセンブルク)
○KOPS-JONES, Raquel(米国)/SPEARS, Abigail(米国)[3] 6-2 6-3 ●CHAN, Chin-Wei(台湾)/HAN, Xinyun(中国)
【ボトムハーフ】
○クルム伊達公子/張帥(中国)[4] 6-3 6-3 ●LIU, Wan-Ting(中国)/SUN, Sheng-Nan(中国)
○ジャーミラ・ガイドソバ(オーストラリア)/アンジェリーク・クルベール(ドイツ) 2-6 7-5 11-9 ●藤原里華/森田あゆみ
1回戦
【トップハーフ】
○バニア・キング(米国)/ヤロスロワ・シュウェドワ(カザフスタン)[1] 7-5 6-4 ●LEE-WATERS, Lindsay(米国)/MOULTON-LEVY, Megan(米国)
○DANIILIDOU, Eleni(アフガニスタン)/MINELLA, Mandy(ルクセンブルク)4-6 6-2 10-3 ●メリンダ・シンク(ハンガリー)/MAROSI, Katalin(ハンガリー)
○KOPS-JONES, Raquel(米国)/SPEARS, Abigail(米国)[3] 6-2 6-2 ●土居美咲/奈良くるみ(W)
○CHAN, Chin-Wei(台湾)/HAN, Xinyun(中国) 6-0 6-1 ●カイチェン・チャン(台湾)/ジル・クレイバス(米国)
【ボトムハーフ】
○LIU, Wan-Ting(中国)/SUN, Sheng-Nan(中国) 2-6 6-3 10-2 ●ノパワン・ラートチワカーン(タイ)/MLADENOVIC, Kristina(フランス)
○クルム伊達公子/張帥(中国)[4] 6-4 6-7(2) 10-8 ●青山修子/高畑寿弥(W)
○ジャーミラ・ガイドソバ(オーストラリア)/アンジェリーク・クルベール(ドイツ) 7-5 5-7 10-8 ●チャン・ユンジャン(台湾)/CHAN, Hao-Ching(台湾)
○藤原里華/森田あゆみ 6-2 3-6 10-7 ●HSIEH, Su-Wei(台湾)/鄭潔(中国)[2]
※カッコ[ ]内数字はシード順位 、W:主催者推薦出場、-Q:予選通過者