中牟田杯は来年のジュニアデ杯、ジュニアフェド杯のメンバーを選考する大会だ。全国から集まった男女各64名の選手達が熱戦を繰り広げた。
初日と2日目は4人でリーグ戦を行い2人決勝トーナメントへ進む方式だ。決勝トーナメントへ上がれなかった選手達は協会主催の教育プログラムを受けるようになっている充実した大会だ。
男子の優勝は力強いプレーで全ての試合をストレートで勝利したのは大西賢君(Noah.I.S姫路)、女子は接戦を勝ち抜いた細沼千紗さん(ビッグK)だった。細沼さんは大矢希(h2エリートTA )を相手に3時間に渡る接戦で勝ち取った優勝だ。大西君の相手は夏のワールドジュニアで大活躍した中学2年生の山崎純平君だ。それぞれ今後楽しみな選手たちだ。
最終日プレーしたのは順位戦も含め上位8名だった。男子8名の中にはいつものTeam Yonezawaのキャンプや遠征メンバーの林大貴、越智真そして井上晴が入っていた。彼らの普段の努力が結果として表れているのがサポーターとしては嬉しい限りだ。特に越智真は初の上位進出それも今回は全国大会で3位と言う素晴らしい結果だ。
今回試合を見て感じた事多くの選手達の攻めるテンポが以前より早くなっている事だ。コート中に入ってラインを狙って相手を動かしポイントを取りに行くプレーが各コートで見られた。
体が大きくなって来るとベースライン付近でポジションを取るのは難しくなり自然に後ろになるのだがジュニアの間はプロがとるようなポジションで陣取っているのは将来に繋がるテニスとは言えないのだ。
ジュニアの間は出来るだけテンポ良く早い打点で展開して相手を追い詰めるプレースタイルが小柄な日本人には合っていると僕は確信する。
朝起きたら圭が世界1位のジョコビッチを破ったニュースが入って来た。圭は誰よりもテンポが早かったのを思い出す。圭も今でこそポジションを後ろに取ってラリーに持ち込む展開を使う事もあるがそれは自分も相手も大きくなってから使う作戦なのだ。
最後なりましたが大会運営にご尽力頂いている関係者各位そして九州テニス協会を始めスタッフの方々この場をお借りして厚く御礼申し上げます。ありがとうございました。
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とても参考になります。