全日本テニス選手権

11月10日  全日本テニス選手権 有明テニスの森

久しぶりに全日本選手権を観戦した。 僕がコーチの立場でジュニア時代に関わった選手が多くプレーしているのを観戦、時の経過を感じた1日だった。

今回男子の試合を観戦して感じた事は単調なプレーをする選手が少なくない事だった。ベースラインが得意な選手は前後の動きが少なくラリーでポイントが終わりそしてネットへ行くのが得意な選手はグランドストローク力に課題があると言う具合だ。

どちらも精度が高いプレーなのだが両方を持っているとトップも夢ではないような選手が生まれるのではと思いながら試合を観戦していた。ポイントパターンを多く身につけている選手が日本人として海外で活躍出来るプレースタイルだと僕は信じている。

その中で光ったプレーをしていたのは準決勝まで進んだ田川翔太君(早稲田大学)だ。彼は高い打点からの強烈なフォアハンドを武器に守りではスライスを上手く混ぜて攻めと守りがはっきりしたプレーで勝ち進んだ。第2シードの先日のデ杯インド戦で大活躍した杉田祐一君と質の高いプレーをする内山靖崇を連破してのベスト4は立派だ。

男女ともに観戦していて強く感じたことは体の鍛え方だ。まだまだ体の線が細い選手が目立った。選手として飯を食う限りは限界を上げて体作りに取り組んで欲しいところだ。


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