5月12日 全国選抜テニス選手権大会
今年最初の全国大会、恒例の全国選抜テニス選手権大会が柏の吉田記念テニス研修センター(TTC)で開催された。この大会は14歳以下と12歳以下の試合だ。この年齢でどれだけ完成度が高いか、そしてどれだけ質が高いかが将来良い選手になるために大切なところだ。
この年齢で優勝するのは嬉しいのは間違いないが結果以上にこの大会を通じて自分のテニスの方向性を見つけたり確認出来たりして将来に繋げる事が出来る選手が強くなるのだ。
大会を通じて感じたのは12歳以下は単調、14歳以下は力強いプレーと言う印象だった。数年前に比べるとラインを狙って相手を動かすプレーが多く見られていたがポイントパターンの少なさがまだ目立っているように感じだ。
単調では数年後に大きな壁が待っている。力強いのも18歳になる頃には外人と力では戦えなくなるので大きな壁にあたる事を知っておかなければならない。“次はどんなポイントの取り方をするのだろうか?”と観客に思わせるようなプレーが僕の理想とする日本人のテニスだ。
チームヨネザワの6年生の田島尚輝は12歳以下男子で第1シードながら3位と言う結果に終わった。多彩で質の高いプレーは見せたが勝負に対しての追求に課題が見つかった試合だった。今後の為には負けた事が良い学習になっていれば優勝以上に良い結果だと思う。
チームヨネザワの遠征やキャンプで関わっている選手達も良いプレーを見せていた。
14歳以下男子では6位に千頭昇平、7位に工藤颯人、9位に久保田誠彬、フィードインコンソレベスト16に堀江亨などそれぞれ選手達思い切った動きの良い多彩なプレーを見せていた。
最後になりましたがこの大会のスポンサーの方々、大会運営の関係者の方々、素晴らしい施設を毎年提供して頂いている吉田記念テニス研修センター(TTC)様、運営のお手伝い下さったクラブのメンバーの方々この場をお借りして厚く御礼申し上げます。大変お世話になり有難うございました。