流れをどう引き寄せるか？／ATF山梨 須玉国際ジュニアテニストーナメント2013

7月9日　火曜日　37度　クラブベルデ（山梨）
ATF2回戦が9時半からスタート、山梨県は39度を超える場所もあるほど暑い日だった。
2回戦を戦った堀江亨、清水健二朗、田島尚輝は3人とも勝利を挙げ明日の3回戦に進んだ。その中でも亨は5月の全国選抜14歳以下準優勝の伊達佳佑君とフルセットの戦いを制し金星を挙げた。

3人はヨーロッパ遠征の続きでクレーコートの戦い方に迷いがなく大きなアドバンテージをもって試合をしているのが勝因の1つだ。他のサーフェスでもそうだがクレーコートで凡ミスは勝敗を分けるほど大きな意味を占めている。意味のないミスを犯すことは許されないのだ。

今日の試合で印象に残ったのは亨と伊達君の試合でファイナルセット伊達君から3－1リードのゲームで亨は高いボールで相手を下げスニークインでポイントを取りそこから流れが変わり亨の5ゲーム連取に繋がった。テニスの試合は1セット簡単にとったからと言ってセカンドセット流れが変わる事は良くあることだが流れをどう引き寄せるかはそれまでと違ったポイントパターンがあるかどうかが大きな鍵だ。

今日は感激したことがあった。亨の試合後、亨に敗れた伊達君がアドバイスを尚輝や健二朗の試合の応援をしていた僕に求めに来たことだ。僕は彼のテニスについての感想と彼の今後意識したらいいポイントを思い当たるすべてを伝えた。負けた相手のコーチにアドバイスを求めるのはよほどテニスに対するモーチベーションが高くないと出来ない事だ。伊達君はきっともっと先を見ているのだ。今後楽しみな選手だ！