2014フロリダ報告

フロリダ
2014年のフロリダキャンプも無事に終える事が出来た。今回も2年前に続きジュニアオレンジボウルで最終日まで勝ち残る選手がいて最後まで緊張感のある充実した1ヶ月だった。
大きな大会ではエディハーで田島尚輝と吉村大生がベスト8、武部せながベスト16、佐藤久真莉とのダブルスでは見事優勝、マイアミでのアメリカンカップでは吉村大生が優勝、田島尚輝がベスト4、田島尚輝と井上隆也のダブルスが準優勝そして最終目標のジュニアオレンジボウルでは吉村大生が3位、田島尚輝が4回戦ベスト32の結果だった。ローカルの大会ではそれぞれたくさんの試合をこなし多数の優勝者があった。

今回も最初はブラデントンで始まり後半マイアミに移動して毎日練習、試合、トレーニングに明け暮れた。今回特に気をつけた事は食事だ。多く食べる習慣をつければコート上でのエネルギーも増え怪我にも強い体ができるのだ。夜は食べ放題のところで食事をした。各選手体重2キロは増えているはずだ。

基本的な一日のスケジュールは早朝6時半ぐらいに練習をスタート、試合の後も時間が許される限り練習とトレーニングを行った。

前半はポイントパターンと基礎練習を多くしてマイアミではポイントパターンを中心のメニューだった。

一ヶ月を通して練習コートは充分に確保出来た。ランニング系のトレーニングも芝生の上で走る事が多く膝に負担が少なく体力アップに繋がった。

今年は2デイトーナメントがマイアミ北30キロの町で開催されたのでそちらはハンガリーのレビーコーチに任せ米沢はジュニアオレンジボウルやアメリカンカップを担当した。

宿はジュニアオレンジボウルの会場近くに位置していたので時間のロスが少なく選手達にとっては早朝練習をしながらも睡眠は比較的取れていた。

一ヶ月間事故、怪我、トラブルも無く無事に帰国出来たのはスタッフのサポート以外に今回参加の各選手の意識の高さを表していた結果だ。

今回の遠征でテニスの角度から感じたことはチームの選手達と海外の選手達の違いはプレーの幅だと感じた。海外の選手は体力とメンタルがすぐれテニスの質的にはワンパターンで勝負している傾向だ。ジュニアの間に勝つにはそれでいいが日本の選手にとっては力で将来勝負できる選手になることはないと考えるとどれだけ多彩な攻めを持つかが鍵になってくるのだ。今のうちに多彩なプレーで勝負している事が大切だと確認した遠征だった。

最後になりましたが今回の遠征が実現したのは選手達を送り出して下さったご両親様、地元のクラブのコーチの方々の普段の努力そしてご理解あればこそです。この場をお借りして厚く御礼申し上げます。ありがとうございました。
選手達の今後の活躍をお祈り申し上げます。
そして不眠不休で選手のサポートをしてくださった渡邊大輔コーチ(グローブライド)、山元宗豪先生(浜野整骨院)、菊池竜平コーチそしてレビーコーチ(ハンガリー)本当にお疲れ様でした!
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