帰国、そして…

こんばんは。
ブログの調子が悪くなかなか更新できませんでした。
今週はすでに全日程が終了し、帰国することにしました。
ダブルスにもエントリーしていたのですが、急遽パートナーの事情で出場ができなくなってしまい、来週までトルコで練習・トレーニングを続けて試合に出るべきか悩んだのですが、帰国することに決めました。

実はその事情というのが、試合前日に協会のほうから連絡が入り、現在イスラムの問題があり、情勢が不安定なのでトルコにいる人も帰国するようにとのことでした。
今週も学生と出場を予定していたので致し方ないことだったと思います。

現在、世界各国では様々なテロ予告やデモ等があります。
特に先日シリアであったイスラム国邦人人質事件は私もトルコ出国前にテレビ等の報道で観ていましたし、様々な情報が飛び交っていましたが、あってはならないことだと思います。

その後、エジプトではカイロ空港で爆弾事件もあり、エジプトの大会に出場していた選手も帰国しなければいけなかったようです。
ひとりの日本人フリーカメラマンがシリアでの事件後、直接政府から旅券返納命令が出て取材に行けなかったり、同じスポーツでは卓球の日本代表の中東合宿もイスラム問題を考慮し、中止したように実は色んな影響が出ているように思います。

こういう時、どこに?誰の?責任があるのか。
実際にそういった連絡が入った時、どこまで強制力があって、どう判断すればいいのか。
もちろん万が一、を考えたら生命の危険があるであろう所に行かないほうがいいです。
私だったらあの事件をテレビで観た後に、写真を撮りにわざわざ危ないシリアへ行こうなんて絶対に思いません。
でも渡航するということはその人の目的があるわけで、それは今回の人質事件でのお二人も言わずもがなです。

万が一を考えたら…もちろんそうです。
でもそれを言ったら前回の香港遠征の前にはデモが危ないと言われてましたし、タイなども頻繁にデモがあったりします。
日本だって海外の選手からしたら、震災からの放射能の問題がと足が遠のいている人もいると思いますし、それを言ったら中国の空気汚染の問題だって…

当たり前のようにテニスプレーヤーとして世界を回って旅、というか勝負をしに行っているわけですが、何が一番自分にとって大切なんだろう。
こういうことを書くにはまだまだ知識不足で恐縮ですが、それでも今回のことはすごく考えさせられました。

さて、一応3週を予定していたので予定より早い帰国となってしまいましたが、次の大会に向けて準備したいと思います!
次は22日から京都で行なわれる全日本室内に出場を予定しています!

コメント

  1. FU-MIN さん : 2015.02.14

    美紀ちゃん こんばんは!

    トルコ遠征お疲れ様でした。心境は複雑だと思いますが安全に帰国できてよかったです。
    1年の半分以上、世界各地のツアーで戦ってきている美紀ちゃんが判断した事ですから今はそれがベストの判断だったと思います。
    しばし体を休めて(胃袋も元気させて)練習・トレーニング頑張っていきましょう。
    次は、美紀ちゃん得意のサーフェス全日本室内!
    クレーから違うサーフェスで気温も真冬の日本に戻って来たので、体も気持ちもしっかり慣らして良い準備をしていってください。
    Prince使いのペアでダブルス登場も、どんな戦いになるか楽しみにしていますよ。

    PS.明日は今年最初のローカルダブルス大会。
    ミヤムラ仕込みのドライブショットを活かして元気な若手ペアとお互いできるプレーを引き出しながら頑張ってみます。
    (深呼吸+力を抜いてリラックススイングを忘れずに…)

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  2. バックハンド さん : 2015.02.14

    トルコと聞いた時は、大丈夫?と思いましたが、無事に帰国できて、ほっとしました。

    大切な事は、あなたの踏み出した道を無事に貫くことじゃないかな。無事に。

    全日本室内、頑張ってください。

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  3. ヤンコ さん : 2015.02.15

    海外を飛び回るテニス選手ならではの意見ですね。旅券返納の重みが私にはピンと来なかったので、お陰様で何か実感がわきました。世界が平和だといいけれど日本も海外から見れば原発事故の修羅場ですよね~。最近東レはスターが減った気がします。

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  4. 古川 昇 さん : 2015.02.15

    世界で戦うアスリートは政治にも自然と関心をもって、人間的に成熟していくんだと思います。宮村さんもその真ん中にいるアスリートです!応援しています。

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