9月17日 大阪 靱(うつぼ)テニスセンターで行われている東レPPO。
1回戦が行われ、先週花キューピットオープンで準優勝した土居美咲(ミキハウス)が、44位のムラデノビッチ(フランス)を6-1、6-2、僅か54分で破ったが、花キューピットオープン優勝の日比野菜緒(ブラス)は予選勝者のバルバラ・フリンク(ロシア)に競り合うものの4-6、5-7で敗れた。
ダブルス1回戦では青山修子(近藤乳業)/柴原瑛菜(橋本総業)が第4シードのユラク(クロアチア)/スレボトニク(スロベニア)組を6-3、6-1で破った。穂積絵莉(日本住宅ローン)/二宮真琴(橋本総業)も米国、ウクライナのペアーにマッチタィブレークを10-0で勝利、8強となった。
大坂なおみ(日清食品)の初戦である2回戦、世界ランク181位のV・トモバ(24歳、ブルガリア)の試合は18日(水)17時から行われる。WOWOW生放送
オーダー・オブ・プレー。小堀桃子(橋本総業)/清水綾乃(Club MASA)組、土居美咲/日比野菜緒組のダブルスも18日にある。
土居美咲 完璧!
土居美咲のプレーが素晴らしい。花キューピットオープン1回戦で波形純理(伊予銀行)に4-6、3-5、波形サーブで40-0とマッチポイントを握られた。その時の記事
土居美咲3つのマッチポイントセーブ逆転勝ち【花キューピットオープン】
USオープン後、ツアーの舞台はアジアとヨーロッパに移る。 アジアでは今週の9日、広島市の「広域公園テニスコート」で花キューピットオープン、続いて16日からは大阪の「…
その窮地を脱出してからの土居はラウンド毎に土居美咲本来の攻撃テニスを取りも出していた。
ダブルス世界3位、シングルス44位のK・ムラデノビッチ(26歳、フランス)が試合を投げるほど、土居のテニスは完璧だった。
土居は2回戦で、第7シードのドナ・ベキッチ(クロアチア)と対戦する。
楽しみな戦いだ。
日比野菜緒惜敗
最後の最後まで立派に戦い抜いた
日比野の対戦相手は予選勝者のV・フリンク(22歳、149位、ロシア)。
フリンク5-4、サービング・フォ・ザ・セット、ダブルフォルトで30-40と日比野のブレーク・バックのチャンスがある。
しかし、決められそうなボレーをネット、デュースの末に4-6で落とす。
第2セット、日比野は最初のサーブを落とす。
第6ゲームで2回のブレーク・ポイントがあったがブレーク・バックできない。
第10ゲームでも15-40とブレーク・ポイントをあるが、デュース。
なかなかブレークできなかったが、3度目のブレーク・ポイントで遂にブレーク5-5と追いつく。
しかし、続くサーブを落とし、5-6。
フリンク6-5、サービング・フォ・ザ・マッチだがダブルフォルトで30-40とブレーク・ポイントを握られる。
日比野の勝負をかけたフォア強打リターンは僅かにワイド。
デュース後にもブレーク・バックのチャンス、そこも勝負をかけるが、リターンはワイド。
最後の最後のポイントまで戦うが敗れてしまった。
「この試合に勝ってこそ本当の優勝だと自分では思っていた。」と日比野、試合後記者会見で無念さを表す。
連戦の疲れが出ているのだろう、日比野は大事なポイントでイージミスが出てしまった。
それでも最後まで諦めず戦う姿勢は立派だった。
記事:塚越亘 塚越景子 写真:佐藤ひろし