伊藤竜馬(北日本物産)が全豪オープン本戦出場権を獲得した。

2020年全豪オープンは来年の1月20日からはじまるが、その本戦出場権をかけた全豪オープン・アジア予選が12月4日~8日まで、中国の珠海市(Zhuhai)市で行われ、第2シードの伊藤は第1シードのジャン・ジェイソン(台湾)を7-5、6-4で破り優勝、全豪オープン本戦のワイルドカードをゲットした。
準々決勝と準決勝では第1セットを落とすピンチからの逆転勝ちだった。

ウズベキスタンのD・イストミンはここで優勝し2017年全豪オープン本戦に出場、2回戦ではNo.1のジョコビッチ(セルビア)を破る大金星をあげベスト16入りと大活躍している。

「全豪本戦WCプレーオフ優勝する事ができました。
4試合全てタフな試合となりました。
試合中は常に攻めの気持ちを忘れずに戦い最後まで諦めずできました。
この優勝は自信にもなりました。」伊藤竜馬。

伊藤竜馬 2020 Australian Open Asia-Pacific Wildcard Play-off Zhuhai 優勝 (Photo: Elizabeth Bai/Tennis Australia)


伊藤、全豪オープン本戦に出場するのは2年連続6度目。
2019年は厳しい予選3試合を勝ち抜いての本戦入り。1回戦でも大接戦の末の惜敗だった。(その時の記事伊藤竜馬 厳しい予選突破!伊藤竜馬 本戦1回戦惜敗

この大会は男女シングルスとダブルス、ジュニアの男女シングルスの優勝者に全豪オープンでの本戦出場権が与えられる。
女子シングルスでは清水綾乃(Club MASA)が決勝に進出したが第1シードのハン・ナレ(韓国)に2-6、2-6で敗れ本戦入りを逃した。

日本人プレーヤー男子は伊藤、望月勇希(中央大学)、山﨑純平(日清紡)、島袋将(早稲田大学)が挑戦した。
男子シングルスドローダブルスドロー

女子は清水、穂積絵莉(日本住宅ローン)、波形純理(伊予銀行)、林恵里奈(福井県スポーツ)が出場した。
女子シングルスドローダブルスドロー

ジュニアでは男子シングルス決勝で、末岡大和(トップランAIOI)が第3シードのワン・シャオフェイ(中国)に敗れ、本戦入りはならなかった。ジュニア男子ドロー

ジュニア女子は児山心美(神戸学院大学TC)、新見小晴(柳生園TC)がベスト4だった。ジュニア女子ドロー

松田絵里香
四日市での全豪オープンジュニア予選優勝

松田絵里香全豪ジュニア本戦切符獲得


この1ヶ月前(11月11日~14日)、三重県の四日市テニスセンターで全豪オープン・ジュニア本戦出場をかけた「2019 DUNLOP ROAD TO THE AUSTRALIAN OPEN JUNIOR SERIES」が行われ、松田絵里香(狛江インドアジュニア)が韓国のWi Hwuii Wonを7-6(1)、6-2で破り優勝、全豪オープン・ジュニア本戦入りを決めた。松田、昨年は準優勝だった。

男子では駒形怜哉(TEAM YONEZAWA)が3位だった。

この大会はアジア・オセアニア地域から17歳以下のトップ選手を招待、男女の優勝者は全豪オープン・ジュニア本戦出場権と、現地までの渡航費、滞在費などのサポートも受けられる。 

<<出場日本女子ジュニア>>
松田絵里香、伊藤あおい(チェリーTC)、長谷川采香(たちかわテニスアカデミー)、久保結希凪(四日市商業高校)、小畑莉音(四日市商業高校)、森岡きらら(奈良国際TC)

<<出場日本男子ジュニア>>
駒形怜哉、堤隆貴(四日市工業)、髙悠亜(関西高校)、三好健太(桜田倶楽部)、山中朝陽(四日市工業)、若松玄登(日本/パブリックTE)
試合の様子、ドローなど

2019全豪オープン 伊藤竜馬は厳しい予選を突破した!

記事:塚越亘/塚越景子/Kobayashi 写真:w.Tsukagoshi/CanonEosD7/TennisJapan