2月8日(月)、「全豪オープン」初日

全豪オープンシングルス本戦出場の日本人男子は錦織圭(日清食品)、西岡良仁(ミキハウス)、杉田祐一(三菱電機)、内山靖崇(積水化学工業)、ダニエル太郎(エイブル)の5人だったが、全員初日に敗れてしまった。

錦織圭
「ちょっとショック!」

錦織圭は1回戦で、第15シードのカレノブスタ(スペイン)と対戦。
2019年全豪オープン4回戦では、錦織は2セットダウンからファイナル・セットに持ち込み、5時間5分、スーパータイブレークの末勝った相手だ。(その時の記事:錦織圭2セットダウンからの大逆転

メルボルン入りしたチャーター便の同乗者からコロナ陽性者が出たため、錦織はホテルでの15日間の完全監禁生活を強いられる。練習ができなかったためにテニスの感覚が戻ってない。
前哨戦のATPカップではロシアのメドベージェフ、アルゼンチンのシュワルツマンと戦うが、「感覚と体」が一致しなく思い通のテニスができず連敗した。

不安の中の1回戦だったが、「勝てるんじゃないかと思えるくらい」のテニスができた。
しかし相手は簡単にミスはしない。
「調子が戻り、プレーも良かったが、(セットさえ取れず)勝てないことは、ちょっとショック」と錦織。

錦織圭カレノブスタ 試合詳細データー

西岡良仁
オフにテニス変えたが

思い通りのテニスができなかった西岡良仁


第1セットは1-5から挽回してタイブレークで取り返すなど西岡らしさを発揮したが、
「オフに(より強くなるために)サーブとフォアを少し変えたが、
打ち方を意識すると、組み立てやどうやって点を取るかとか、
自分にとって大事なところがうまくいかない」とフラストレーションの溜まる敗戦だった。

内山靖崇
第4セット取りたかった

第4セットもなんとか取りたかったと内山靖崇


「第1、第2セットはかなり押され、自分で展開を作るのが難しかった。
第3セットで相手のテニスに慣れてきたので、第4セットどうにかして取りたかった」。と内山。

杉田祐一、ダニエル太郎

トレーニングの拠点をセルビアに移した杉田だったがトルコの開幕戦にコロナ陽性で不出場になるなど、
「充分なトレーニングができなかった。
こんな腹筋痛は悔しい」と第1セットはとったが第3セット途中で棄権の杉田。

ダニエル太郎は大混戦の末に敗れた。2時間半の大接戦データー

良いプレーができていた錦織圭だったのだが

記事:塚越亘/塚越景子 写真 by H.Sato/TennisJapan