新型コロナウイルスの感染拡大によって、日本のプロテニスプレーヤーたちは、苦しい状況に立たされている。試合参戦の機会が失われ、実戦が減少したのはもちろん、契約更新のための指標となる「テニス日本リーグ」も中止となった。

同大会に男女の参戦チームを持つ橋本総業ホールディングス(HD)は、この状況を危惧し、日本リーグに代わる大会を発起人として立ち上げた。

それが『Japan Premium Tennis Tournament(JPTT)盛田正明杯』(男子)『WOMEN’S TEAM Tournament 橋本政昭杯』(女子)の2大会で、男子が4月10、11日に、女子が4月17、18日に開催される。

男子は日本リーグ参戦の5チームと選手会選抜、早稲田、慶應の両大学、相生、柳川の2校と全10チームで団体戦を行なう。

大学、高校チームの参戦は、大学王座や高校総体など、昨年多くの大会が中止になったことを受け、試合の機会を作ることとプロとの交流を目的としている。

橋本総業HD男子チーム監督・杉山記一氏、代表取締役社長・橋本政昭氏、女子チーム監督・吉田友佳氏

この大会の開催にあたり、橋本総業HD代表取締役の橋本政昭氏は、「プロはプロだけといった縦の大会や個人戦といったものはあるが、横にわたる団体戦はなかった。こういった大会を継続していけばテニス界が変わってくる」と思いを語り、橋本総業HD男子チーム監督の杉山記一氏も「今はコロナ禍で難しいですが、将来は世界のトップチームが集結するようなグローバルな大会を目指したい」と意欲を見せる。

女子は橋本総業HD、島津製作所、女子プロチーム、慶應、筑波大学、四日市商業高校の計6チームでの開催。プロと大学・高校生の力の差に関して質問が及ぶと、橋本総業HD女子チーム監督の吉田友佳さんは、「若い選手もプロに勝つだけの実力は十分ある。試合形式が1セットマッチということで短いため、プロは負けられないと思うだろうし、思い切りぶつかれば倒すチャンスもある」と展開を予想する。また、「プロ選手も世界で戦ってきた経験を今回の試合を通じて、ジュニアや見ている方々に夢や希望を与えるプレーをしてくれると思います」とプロならではの魅力にも期待した。

今回は無観客となるが、この開催を経て、少しずつ観客を入れていくことも考えていくとのこと。

十分な感染対策マニュアルも作られており、今後のテニス大会開催へ向けた一つ指標となっていくことだろう。

◆Japan Premium Tennis Tournament(JPTT)盛田正明杯◆男子
日時:2021年4月10日(土)~11日(日)8:00~19:00
場所:吉田記念テニス研修センター・hatdome 千葉県・柏市
参加チーム:橋本総業HD、三菱電機、レック興発、伊予銀行、三井住友海上、選手会選抜、早稲田大学、慶應義塾大学、相生学院高校、柳川高校(全10チーム)

◆WOMEN’S TEAM Tournament 橋本政昭杯◆女子
日時:2021年4月17日(土)~18日(日)10:00~17:00
場所:吉田記念テニス研修センター・hatdome 千葉県・柏市
参加チーム:橋本総業HD、島津製作所、プロチーム(尾崎里紗、波形純理、リュー理沙マリー他)慶應義塾大学、筑波大学、四日市商業高校(全6チーム)

◇男女共通

※試合形式:シングルス2本、ダブルス1本計3本の団体戦トーナメント。ベストオブ1セットマッチ(6-6タイブレーク)選手はシングルス、ダブルスへの重複出場は不可。

※GAORAYoutubeチャンネルにて配信予定