アメリカ、ワシントンDCで行われているATP500 「シティ・オープン

準々決勝で錦織圭(日清食品)は第14シードのロイド・ハリス(南アフリカ)を6-3、7-5のストレートで破り4強になった。
ツアーで錦織が準々決勝を突破したのは、2019年4月のATP500バルセロナ以来、約2年4ヶ月ぶりのこと。

「ファイナルになってもおかしくない試合。
トップ10が(敗退して)いなくなったので、勝つことは大切なこと。
そういう意味ではうれしいっちゃ うれしい」と錦織。

準決勝ではアメリカのマッケンジー・マクドナルドと対戦する。
二人の試合は現地7日、センターコート第3試合18時以降(日本時間、8日朝7時以降)に入った。

WOWOW オンデマンド生放送予定

錦織圭 2年4ヶ月ぶり4強

<<準々決勝>>
錦織圭 6-3 7-5 ●R・ハリス(南ア)

選手紹介に合わせて登場しようとした錦織だが、なんと最初にアナウンスされたのはハリス。
ややズッコケる錦織。

ハリスのサーブで始まる。
錦織のプレーが落ち着いて良い。
いきなりブレークのスタート。

なんと第3ゲームもデュースの末にブレークした。

第4ゲームを0でキープ、4-0!!!

第6ゲームもハリスのサーブで15-40!
(これをブレークしたら錦織5-0だよ! 予想外の展開。)
さすがナダルを破って8強になったハリス、ピンチだったが、デュースに持ち込み、1-4とキープ。

二人は今年の3月、ATP500ドバイの準々決勝で対戦、その時はハリスが6-1、3-6、6-3で勝っている。
簡単に勝てる相手ではないけどな~ぁ、と思っていたら、
錦織、ダブルフォルトで0-30、フォアのストレートをロングにし、0-40。
1ポイント返すが、サーブを落とす。

ちょっともったいなかった。

錦織、4-3、バックの超クロスを決め、40-15とするが、デュースに持ち込まれる。
ブレーク・ポイントも握られ危なかったが、2度目のデュースの末に5-3とキープ。

ハリスは40-15から5回のデュースの末にサーブを落とす。
6-3で錦織が第1セットを取った。

第2セット

競り合うがお互いにキープ。

4-5、ハリスのサーブで30-40と錦織は最初のマッチポイントを握った。
ハリスはTへサービス・エース級を決め、そのピンチを逃れる。
2度目のデュースの末、サービス・エースを決め5-5とキープ。

続く錦織のサーブで15-40とピンチ!!!
錦織、2つのブレーク・ポイントをセーブして6-5とナイスキープ。

ハリス5-6のサーブで30-40と2度目のマッチポイント、
ハリスは奥深くへサービス・エースを決め逃れる。

2回目のデュース、21回続くラリー戦、ハリスのボールはネット、3度目のマッチポイント。
7回目のショット、ハリスのフォアはフレーム気味でアウトとなり、錦織が2019年バルセロナオープン4強以来の準決勝進出を決めた。

準々決勝ハイライト 錦織圭vsハリス 4:22から

「ハリスの読みづらいサーブに苦戦した。
第2セットは大事なポイントでどっちに転ぶか全くわからない勝負だった。
何とかしのげたが、ファイナルにいってもおかしくない試合だった」と錦織。

ATP500 Citi Open
開催日: 2021年8月2日~8月8日(日)
会場: Rock Creek Park Tennis Center
現地時刻(時差 -13時間)

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オーダー・オブ・プレー

第1シード R・ナダル(スペイン)、第2シード オジェ アリアシム(カナダ)、トップ8シードは1回戦bye(免除)。

<<シングルス 準決勝>>
錦織圭 vs M・マクドナルド(米)
5]シナー(伊) vs J・ブルックスビー(米)

錦織圭 2年4ヶ月ぶりの4強

<<準々決勝>>
錦織圭 63 75 ●R・ハリス(南ア)

<<シングルス3回戦>>
錦織圭 36 63 63 ●C・ノリー(英)

<<2回戦>>
錦織圭 62 75 ●9]A・ブブリク(カザフスタン)

<<1回戦>>
錦織圭 64 63 ●S・クエリー(米)
J・ソック(米) 67(3) 4-0ret. ●西岡良仁
A・セッピ(伊) 36 75 63 ●内山靖崇
シングルスドローnet版
ドローPDF

マクラクラン勉(イカイ)/クラーセン(南ア)組 準決勝進出
ダブルスドロー

予選には伊藤竜馬、添田豪が挑戦
予選ドロー

2015年 錦織圭優勝: その時の記事
2015年錦織圭優勝ハイライト YouTube

記事:塚越亘/塚越景子 Photo: Citi Open