6月23日、「ウィンブルドン」予選決勝ラウンドが行われ、本玉真唯(島津製作所)がスイスのルル・サンを6-7(9)、6-2、6-3の逆転で破り初めてグランドスラム本戦入りを決めた。
本玉のグランドスラム大会の予選に挑むのは、2021年のUSオープン、今年1月の全豪オープン、5月の全仏オープンに続く4度目。
全豪オープンでは予選決勝に進出したものの、中国の選手に3-6、7-6(3)、3-6とフルセットの末に悔し涙を流している。
「信じられない。
うれしいのかもわからない。
とにかくやり切れてよかった。
支えてくれている全ての皆様に感謝です。
ウィンブルドンが一番好きなので、楽しみます!!」と本玉真唯 インスタグラム。
4度目のグランドスラム挑戦となった本玉は、予選1回戦でドイツのワグナーを7-5、6-2で破る。
2回戦では、オーストラリアのカブレラを4-6、7-5、6-1と逆転勝ち、今年の全豪オープン以来2度目のグランドスラム本戦入りに王手をかけた。
第1セット、先にサーブを落とし2-4となる。2度セットポイントを握られたがブレーク・バック。タイブレークにもつれる。
タイブレークでは3度のセットポイントを握ったが取れず、7-9で落とす。
第2セットではサンの最初のサーブをブレークすると第8ゲームもブレーク、6-2でセットを取り返す。
ファイナル・セットは最初のサーブをブレークされるが、すぐにブレーク・バック、4-1とリード。
そのままサーブをキープし、6-3。夢のウィンブルドン本戦入りを掴んだ。
ウィンブルドン本戦入りを決めたショット(動画)
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— TENNIS.jp (@tennis_jp) June 24, 2022
6月20日(月)より始まったウィンブルドン予選。日本からは男子は守屋宏紀(安藤証券、247位)、杉田祐一(三菱電機、272位)。女子は本玉真唯(島津製作所、138位)、内島萌夏(フリー、180位)、内藤祐希(亀田製菓、193位)の5選手が挑戦したが。
予選は男女とも128ドローで争われ、3試合に勝った各16名が本戦に出場できる。
ウィンブルドン本戦ドローは25日(金)に決まる
「ウィンブルドン」の本戦には、日本勢男子は西岡良仁(ミキハウス、101位)、ダニエル太郎(エイブル、123位)、女子は土居美咲(ミキハウス、100位)と厳しい予選を突破した本玉、以上4選手が出場する。
錦織圭(ユニクロ、116位)と大坂なおみ(フリー、42位)は欠場する。
本戦ドローは6月24日(金)朝10時からのドローミーテングで決まる。ドロー
賞金総額:£40,350,000
優勝賞金:£2,000,000
1回戦:£50,000
予選1回戦:£11,000
賞金ブレークダウン
1968年オープン化以降の賞金の推移
本戦予選共に128ドロー
予選:6/20 – 6/24
本戦:6/27 – 7/10 2022
ロンドン現地時刻(時差-8時間)
ウィンブルドン天気
オーダー・オブ・プレー
ライブスコア
本玉真唯 ITFデーター
1999年8月30日生れ22歳
東京都町田市生まれ
2011年全国小学生大会優勝
2014年全国中学生優勝
2015年大阪市長杯世界スーパージュニア大会優勝
2017年全豪オープンジュニア8強
2019年全日本優勝(その時の記事:本玉真唯20歳 全日本優勝称)
本玉真唯 Instagram
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記事:塚越亘/塚越景子/協力:大坪宏寿M.Otsubo photo/movie/取材協力/伊澤 啓