2022韓国オープン優勝 西岡良仁

10月2日 韓国のソウルで行われた男子ATP250「韓国オープン」で、西岡良仁(ミキハウス)が、第4シードのデニス・シャポバロフ(カナダ)を6-4、7-6(5)で破り2018年ATP250深セン以来、ツアー2度目の優勝を飾った。
優勝した西岡は3日発表の最新世界ランキングで自己最高の41位になった。
西岡は休む間もなく今週は楽天ジャパンオープンに出場。1回戦で格上の33位、M・ケツマノビッチ(セルビア)と対戦する。

<<決勝>>
◎西岡良仁 6-4 7-6(5) ●シャポバロフ

同じ左利き同士の闘いは凄いラリー戦。
シャポバロフはコートの内側に入り、ライジングで強烈なトップスピンで攻める。
西岡はそれを重いスピンを効かせ高い弾道でかわしていく、そして機を見てフラットにあてて攻める。
先にブレーク・チャンスがあったがものにできない西岡、第7ゲームでは0-40の大ピンチ。
そのピンチを拾いまくり4-3ナイスキープする。
連戦の疲れかコートチェンジでは肩の治療(マッサージ)をうける。
4-5、シャポバロフのサーブで30-40のセットポイントが来た。
左右に攻め切りシャポバロフはネットにつくが、なんと簡単なボレーをミスした。
西岡が第1セットを6-4で取る。

第2セットも一進一退の攻防。
第3ゲームを落とした西岡は1-3とリードされる。
シャポバロフ、15-40からデュースに持ち込むがダブルフォルト。
西岡に3度目のブレーク・ポイントが来た。
シャポバロフは攻めネットにつく。そこをタイミングをずらしたトップスピンロブを西岡は放つ、そしてやっと返してきたボールを角度を付けたドロップ・ボレーで3-3とブレーク・バックする。

タイブレークに縺れる。
1-1でコートの外側から入ってくるパッシングショットを放って先にミニブレーク。
4-1とリードするが、5-4と挽回される。
シャポバロフのサーブだが、シャポバロフは11回のラリー戦をロング、6-4と最初のチャンピオンシップポイントがきた。
シャポバロフは攻めてそれを逃れた。
西岡のサーブ、ファーストサーブはフォルト、
4回目ラリー、シャポバロフはフォアのクロスをアウトする。
西岡が1992年の松岡修造に続き、韓国オープン優勝を決めた。

決勝シャポバロフ戦 ハイライト動画

西岡、準々決勝では世界2位のキャスパー・ルード(ノルウェー)を6-2、3-6、6-2のフルセットで破る金星をげた。
ルードはツアー通算9勝、USオープンでは準優勝。USオープン後にはATPランキング2位になった23歳だ。前回の対戦ではルードに1-6、2-6で敗れていた。

ルードとの準々決勝ハイライト動画

1回戦では第5シードのダニエル・エバンス(イギリス)を6-2、7-6(3)で破る。エバンス戦ハイライト動画
2回戦ではダニエル太郎(エイブル)を6-2、6-4で破り8強。
準々決勝で世界2位のルードを破る。
準決勝は A・コバセビッチ(アメリカ)を6-3 4-6 6-3 で勝利。コバセビッチ戦ハイライト動画
見逃した韓国オープン 準々決勝からの試合は WOWOWオンデマンド で視聴可能

韓国オープン
9/26 - 10/02 2022
オーダー・オブ・プレー
ライブスコア

本戦には 西岡良仁、ダニエル太郎、主催者推薦で内田海智、予選を突破した綿貫陽介、ラッキールーザーで守屋宏紀、望月慎太郎が出場
<<準決勝>>
◎西岡良仁 63 46 63 ●A・コバセビッチ
◎4]D・シャポバロフ 75 64 ●8]J・ブロックスビー
本戦ドロー
本戦PDF
予選には 綿貫陽介、守屋宏紀、島袋将、望月慎太郎、伊藤竜馬が参戦。
予選ドロー

全日本人 男子ATPランキング(2022年10月3日付け)
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記事:塚越亘/塚越景子 photo/ATP 韓国オープン