30日、男子テニスの国別対抗戦であるデビスカップのワールドグループ1回戦、日本対カナダのドローミーティングが行われ、金曜日のオープニングマッチで錦織圭(24歳)とピーター・ポランスキー(25歳、カナダ)が対戦することとなった。続けて行われる第2戦では、添田豪(29歳)とフランク・ダンチェビッチ(29歳、カナダ)が対戦する。
世界ランク18位の錦織と同135位のポランスキーは、昨年のモントリオール・マスターズで対戦しており、その時は錦織が第1セットを落としたものの、逆転で勝利を収めている。ポランスキーは主にツアー下部大会を中心に出場しているが、2010年のトロント・マスターズでは当時世界ランク15位のユルゲン・メルツァー(32歳、オーストリア)を1回戦で破っている。
第2戦で対戦する添田とダンチェビッチは、ツアー下部大会で3度の対戦があり、添田は1勝2敗と負け越している。しかし、最後の対戦は2011年のクレーコート大会、ハードコートで対戦するのは2008年以来と、今回の対戦はお互いに初対戦に近いものになるだろう。
土曜日に行われるダブルスでは、日本から杉田祐一(25歳)と内山靖崇(21歳)のペアが出場する予定。対するカナダは、元ダブルス世界ランク1位のダニエル・ネスター(41歳、カナダ)とバセク・ポスピシル(23歳、カナダ)を起用する予定となっている。
日曜日のリバース・シングルスでは、第4試合で錦織とダンチェビッチ、最後の対戦で添田とポランスキーが対戦する組み合わせとなった。
デビスカップはシングルス4試合、ダブルス1試合の計5試合で勝敗が争われ、先に3勝したチームが次のラウンドに勝ち進む。対戦は5セットマッチで行われるが、5試合をする前に勝敗が決した時は、消化試合を3セットマッチで行うか、対戦を打ち切る場合もある。
カナダのエースである世界ランク11位のミロシュ・ラオニッチ(23歳、カナダ)は、足の怪我のために出場を見合わせることとなっている。