16日、実業団チームの頂点を決める第28回テニス日本リーグの男子決勝トーナメントの決勝と3位決定戦が行われ、決勝ではイカイがエキスパートパワーシズオカを3-0で下し、大会連覇を達成した。
この日の決勝でイカイは、シングルス2の片山翔(24歳)が長尾克己(24歳)を6-1、6-3のストレートで下してチームに勢いを与えると、エース対決となったシングルス1では、ジミー・ワン(29歳、台湾)がリック・デボエスト(33歳、南アフリカ)に6-4、2-6、6-4のフルセットで勝利して、イカイの優勝を決めた。
続けて行われたダブルスでは、イカイの本村剛一(40歳)/鈴木貴男(37歳)組がマーク・ニールセン(36歳、ニュージーランド)/リーミン(37歳)組を6-3、6-1で下し、優勝に華を添えた。
優勝会見ではチームキャプテンの本村が「今年は全チームにチャンスがある混戦になると思っていた。みんなで力を合わせて2連覇できると思っていた。チームで勝ち取った2連覇です」と、予選ブロックを2位通過ながらも、2年連続での頂点を喜んだ。
決勝トーナメントからチームに合流した鈴木は「通常ならセカンドステージからチームに参加していたが、今回は個人戦に出させてくれて、また違ったモチベーションを見つけることができた。その判断が出来たのも、チームメートのおかげ」と、チームへの感謝を述べた。
決勝トーナメントではチームのエースとして活躍し、今大会の最高殊勲選手賞を受賞したワンは「チームメイトに感謝したい。誰ひとり欠けても今回の勝利はありませんでした。東京で本当に良い時間が過ごせました」と、優勝の喜びを語った。
三菱電機とノア・インドアステージの間で行われた3位決定戦では、シングルス2で三菱電機の関口周一(22歳)が大西賢(17歳)に6-0、6-3で勝利すると、シングルス1で杉田祐一(25歳)が吉備雄也(27歳)に6-4、6-2で勝利した。
ダブルスでは、三菱電機の福田健司/廣田耕作組が加藤乃己/野口政勝組に6-3、6-2で勝利を収めている。
※写真は、2連覇を達成したイカイチーム
写真:テニスJP