
7月21日、国別対抗戦、『ビリー・ジーン・キング・カップ by Gainbredge ファイナル』(9月16~21日/中国・深セン)に出場する日本代表選手が発表が行われた。
オンラインで発表を行った杉山愛監督は、大坂なおみ、内島萌夏、、柴原瑛菜、穂積絵莉、青山修子の5名を日本代表として発表。選考理由として、シングルス2本とダブルス1本の3本勝負のフォーマットを考慮し、シングルスだけでなくダブルスでも様々なチーム編成が可能なメンバー構成を重視したと説明した。
日本チームは2年連続でファイナル出場を決めており、杉山監督は優勝を目指すと明言した。初戦となる準々決勝のイギリス戦は9月18日木曜日(現地時間17時、日本時間18時以降)に予定されている。
イギリスはボルター、カルタル、ラドゥカヌなど40位台に3人が並ぶ実力者を擁しているものの、「チーム力では日本も負けていない」と杉山監督は自信を示した。
大坂の参加については、昨年4月に行われたカザフスタン戦での経験から「特にママになって精神的な成長が見られ、彼女の存在の大きさを感じており、日本人ランキング1位ということもあって最初に声をかけた」と杉山監督は説明した。すぐにOKをもらえたわけではなく、長いコミュニケーションを経て最終的に参加の返事をもらえたことを喜んだ。

さらに杉山監督は、チーム力の重要性を強調した。ハードスケジュールの中でBJK杯に時間を割いてくれる選手たちに感謝し、「普段のツアーでは感じられないようなエネルギーや感動を感じてもらえるようなチーム作りを目指す」と述べた。また、No.2シングルスが出場する第1試合の重要性にも触れ、勢いをつけるためにしっかり準備ができている選手を選出することの大切さを説明した。
全米オープン終了後の過密スケジュールではあるが、最高の布陣で優勝を目指す。
出場選手(ランキングは7月21日付)
大坂なおみ (フリー)WTAシングルス51位
内島萌夏 (安藤証券)WTAシングルス73位
柴原瑛菜 (橋本総業ホールディングス)WTAシングルス117位
穂積絵莉 (日本住宅ローン)WTAダブルス33位
青山修子 (安藤証券)WTAダブルス49位
監督:杉山愛 ((公財)日本テニス協会/NPO法人パームインターナショナル湘南)
大会名
2025 ビリー・ジーン・キング・カップ by Gainbridgeファイナル (2025 Billie Jean King Cup by Gainbridge Finals)
会場
Shenzhen Bay Sports Centre Arena(中国・深セン)
開催日
2025年9月16日(火)~21日(日)
日本チームの日程(※準決勝以降は、それぞれ勝利した場合のみ)
・準々決勝 9月18日(木) 17:00以降~(日本時間18:00以降) 対英国
シングルス2試合、ダブルス1試合
・準決勝 9月20日(土) 17:00~(同上) シングルス2試合、ダブルス1試合
・決勝 9月21日(日) 17:00~(同上) シングルス2試合、ダブルス1試合
大会フォーマット
・ファイナル予選で勝利した6か国(英国、日本、カザフスタン、スペイン、ウクライナ、米国)、前年優勝国(イタリア)、開催国(中国)の8チームによるトーナメント。
・シングルス2試合、ダブルス1試合のうち、2勝したほうが勝利。
・シングルス、ダブルスともにベストオブ3タイブレークセット。
※国際テニス連盟のルールにより、ノミネーションは大会前日の9月15日月曜日現地時間の午前11時までに最大4名まで変更可能。
構成:保坂明美 写真:鯉沼宣之


