全米オープンが米国、ニューヨークで開幕。25日、男女シングルス1回戦が行われ、予選を勝ち上がりグランドスラム本戦初出場を果たしたダニエル太郎(21歳)は第5シードのミロシュ・ラオニッチ(カナダ)と対戦し3-6、2-6、6-7(1)で敗退し2回戦進出はならなかった。

以前のセンターコートでもあるルイ・アームストロング・スタジアムで行われた試合は、ダニエル太郎が8度のブレイクチャンスで1度のブレイクを果たすがレシーブでは17ポイントを奪うにとどまり、58本のウィナーを決められ1時間55分で敗退した。

また第31シードの奈良くるみが元世界21位の強豪アレクサンドラ・ウォズニアク(26歳、カナダ)と対戦し6-2、6-1で勝利し2回戦進出を果たしたが、クルム伊達公子(43歳)は元世界1位のビーナス・ウィリアムズ(34歳)と対戦し6-2、3-6、3-6のフルセットの末に敗退した。

男子シングルスでは伊藤竜馬ダニエル太郎西岡良仁の3人が予選を突破し本戦入りを果たした。本戦には錦織圭を含めの4人の日本人男子選手が出場する。

また江口実沙 は、フランソワーズ・アバンダ(17歳、カナダ)と対戦し0-6、2-6で敗退し初のグランドスラム本戦入りはならなかった。奈良くるみクルム伊達公子土居美咲は本戦からの出場となる。

シングルス予選
決勝

伊藤竜馬 [11] 6-4 6-4 ●ミコール・プラジズニー(ポーランド)[22]
西岡良仁 6-3 6-1 ●マルセル・イルハン(トルコ)[25]
ダニエル太郎 4-6 7-5 6-3 ●ピーター・ポランスキー(カナダ)[10]
○マティアス・バッキンガー(ドイツ)6-3 6-3 ●杉田祐一 [12]
○マルコ・キュードネリ(スイス)6-1 6-7(6) 6-1 ●守屋宏紀 [29]

2回戦

伊藤竜馬 [11] 6-3 6-2 ●アレックス・ボゴモロフ ジュニア(ロシア)
杉田祐一 [12] 1-6 7-5 6-3 ●アドリアン・メネンデス マチェラス(スペイン)
守屋宏紀 [29] 3-6 6-4 6-3 ●ルベン・ビーママンズ(ベルギー)
西岡良仁 7-5 4-6 6-4 ●タナシ・コキナキス(オーストラリア)
ダニエル太郎 6-2 2-6 6-1 ●Toni ANDROIC(クロアチア)

1回戦

ダニエル太郎 4-6 7-6(7) 6-1 ●アレックス・クズネツォフ(米国)
西岡良仁 6-4 6-4 ●ホレイショ・ゼバロス(アルゼンチン)[5]
守屋宏紀 [29] 1-6 7-6(3) 6-2 ●ウラジミール・イニャティック(ベラルーシ)
○アレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)6-4 6-4 ●内山靖崇
○オスカル・エルナンデス(スペイン)6-3 6-3 ●添田豪[2]
杉田祐一 [12] 6-3 6-4 ●ティム・プッツ(ドイツ)
伊藤竜馬 [11] 7-6 (6)、4-6、6-3 ●フランシス・ティアフォー(米国)[WC]

全米オープン 2014 公式サイト

記事:長嶋秀和
写真:濱中益美