全米オープンが米国、ニューヨークで開幕。1日、男子シングルス4回戦が行われ、錦織圭(24歳)が第5シードで世界ランク6位のミロシュ・ラオニッチ(23歳、カナダ)と対戦し第1セットを4-6で落とすが第2セットはタイブレークの末に取り返した。

錦織は200kmを超えるサービスを連発したラオニッチを相手にブレイクバックし追いつくが第10ゲームでサービスを落とし4-6で第1セットを失う。

続く第2セットでは先にブレイクを果たすものの、ブレイクバックを許す苦しい展開から第9ゲームでブレイクを果たし続くサービスゲームでサーヴィング・フォー・ザ・セットを迎えるがラブゲームでブレイクを許しタイブレークに突入した。

タイブレークで錦織は最初のポイントをバックのダウンザラインでエースを奪うと続くサービスをお互いにキープし続け、7-4で取りワンセットオールとなった。

錦織は3本のサービスエース、ラオニッチは10本のエースを決め、ウィナーは18本の錦織に対しラオニッチは28本を放つなど厳しい戦いを強いられるが、アンフォーストエラーはラオニッチの32本に対して20本と安定したテニスを続けている。

「圭は良いリターンをする必要がある。自分のゲームをしなければならない」と語ったコーチのマイケル・チャンの話す展開となった。

全米オープン
男子シングルス
4回戦

錦織圭 4-6 7-6(4) ミロシュ・ラオニッチ(カナダ)

3回戦

錦織圭 6-4 6-2 6-3 ●レオナルド・マイェール(アルゼンチン)

2回戦

錦織圭 6-4 6-1 ret. ●パブロ・アンドゥハール(スペイン)
フェリシアーノ・ロペス(スペイン)6-4 3-6 6-4 7-6(4)●伊藤竜馬

1回戦

錦織圭 6-2 6-4 6-2 ●ウェイン・オデスニク(米国)
伊藤竜馬 6-2 3-6 5-7 4-1ret.●スティーブ・ジョンソン(アメリカ)
○パオロ・ロレンジ(イタリア)6-1、6-2、2-1ret. ●西岡良仁
ミロシュ・ラオニッチ(カナダ)[5] 6-3 6-2 7-6(1) ●ダニエル太郎

女子シングルス
2回戦

○ベリンダ・ベンチッチ(スイス)6-4 4-6 6-1 ●奈良くるみ[31]

1回戦

ビクトリア・アザレンカ[16] 6-7(3)6-4 6-1 ●土居美咲
ビーナス・ウィリアムズ(米国)2-6、6-3、6-3 ●クルム伊達公子
奈良くるみ[31] 6-2 6-1 ●アレクサンドラ・ウォズニアク(カナダ)

ダブルス
3回戦

クルム伊達公子/バルボラ・ストリコバ(チェコ)7-6(4) 6-4 ●シェイ・スーウェイ(台湾)/ペン・シューアイ(中国)

2回戦

クルム伊達公子/バルボラ・ストリコバ(チェコ)6-3 6-2 ●チャン・ハオチン(台湾)/チャン・ユンジャン(台湾)

1回戦

クルム伊達公子/バルボラ・ストリコバ(チェコ)7-5 4-6 6-3 ●イリーナ・ファルコーニ(アメリカ)/アンナ・タチシュビリ(グルジア)

シングルス予選
決勝

伊藤竜馬 [11] 6-4 6-4 ●ミコール・プラジズニー(ポーランド)[22]
西岡良仁 6-3 6-1 ●マルセル・イルハン(トルコ)[25]
ダニエル太郎 4-6 7-5 6-3 ●ピーター・ポランスキー(カナダ)[10]
○マティアス・バッキンガー(ドイツ)6-3 6-3 ●杉田祐一 [12]
○マルコ・キュードネリ(スイス)6-1 6-7(6) 6-1 ●守屋宏紀 [29]

2回戦

伊藤竜馬 [11] 6-3 6-2 ●アレックス・ボゴモロフ ジュニア(ロシア)
杉田祐一 [12] 1-6 7-5 6-3 ●アドリアン・メネンデス マチェラス(スペイン)
守屋宏紀 [29] 3-6 6-4 6-3 ●ルベン・ビーママンズ(ベルギー)
西岡良仁 7-5 4-6 6-4 ●タナシ・コキナキス(オーストラリア)
ダニエル太郎 6-2 2-6 6-1 ●Toni ANDROIC(クロアチア)

1回戦

ダニエル太郎 4-6 7-6(7) 6-1 ●アレックス・クズネツォフ(米国)
西岡良仁 6-4 6-4 ●ホレイショ・ゼバロス(アルゼンチン)[5]
守屋宏紀 [29] 1-6 7-6(3) 6-2 ●ウラジミール・イニャティック(ベラルーシ)
○アレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)6-4 6-4 ●内山靖崇
○オスカル・エルナンデス(スペイン)6-3 6-3 ●添田豪[2]
杉田祐一 [12] 6-3 6-4 ●ティム・プッツ(ドイツ)
伊藤竜馬 [11] 7-6 (6)、4-6、6-3 ●フランシス・ティアフォー(米国)[WC]

全米オープン 2014 公式サイト

記事:長嶋秀和