全米オープンが米国、ニューヨークで開幕。3日、男子シングルス準々決勝が行われ、錦織圭(24歳)が第3シードで全豪オープン優勝者のスタン・ワウリンカ(スイス)と対戦し3-6、7-5、7-6(7)、6-7(5)、6-4と大接戦に勝利しベスト4進出を果たした。
第1セット4本のサービスエースと14本のウィナーでワウリンカが先取も、第2セットではファーストサービスが入った時には91%の確率でポイントを奪うなど7-5で奪い返す展開。
第3セットは12度ものネットポイントで主導権を握り、13本のウィナーを放つなどジャックナイフなどダイナミックなプレーで5-2とリード、挽回を許しタイブレークでは6-7とするも錦織のバックハンドダウンダウンザラインのエースを決めると続く2ポイントを連取し9-7でセットカウント2-1とリード。
何度と錦織のスーパープレーに拍手を送ってきたワウリンカが第4セットでは高い確率でファーストサービスを確率良く入れポイントを奪い主導権を握り、錦織は第6ゲームでブレイクピンチをしのぐ展開でタイブレークへもつれ込むタイブレークでは0-4から4ポイント連取し追いつく錦織も5-5から最後はワウリンカがボディーへのサービスでポイントを奪い2セットオールとなった。
第5セットはブレイクピンチを何度もしのいだ錦織が第10ゲームでブレイクを果たし96年ぶりの準決勝進出を果たした。
「競り勝ったのは良かった。4セット目タイブレークを落としてから集中力を切らさずに出来て良かった。ファイナルセットではブレイクポイントを凌いで戦えたのが最後のブレイクにつながった。疲れていて喜ぶ元気がなかった。強い相手を破ってここまで来れているので油断せずに決勝まで行きたい。」と錦織。
全米オープン
男子シングルス
準々決勝
○錦織圭 3-6 7-5 7-6(7)6-7(5) 6-4 ●スタン・ワウリンカ(スイス)
4回戦
○錦織圭 4-6 7-6(4)6-7(6) 7-5 6-4 ●ミロシュ・ラオニッチ(カナダ)
3回戦
○錦織圭 6-4 6-2 6-3 ●レオナルド・マイェール(アルゼンチン)
2回戦
○錦織圭 6-4 6-1 ret. ●パブロ・アンドゥハール(スペイン)
○フェリシアーノ・ロペス(スペイン)6-4 3-6 6-4 7-6(4)●伊藤竜馬
1回戦
○錦織圭 6-2 6-4 6-2 ●ウェイン・オデスニク(米国)
○伊藤竜馬 6-2 3-6 5-7 4-1ret.●スティーブ・ジョンソン(アメリカ)
○パオロ・ロレンジ(イタリア)6-1、6-2、2-1ret. ●西岡良仁
○ミロシュ・ラオニッチ(カナダ)[5] 6-3 6-2 7-6(1) ●ダニエル太郎
女子シングルス
2回戦
○ベリンダ・ベンチッチ(スイス)6-4 4-6 6-1 ●奈良くるみ[31]
1回戦
○ビクトリア・アザレンカ[16] 6-7(3)6-4 6-1 ●土居美咲
○ビーナス・ウィリアムズ(米国)2-6、6-3、6-3 ●クルム伊達公子
○奈良くるみ[31] 6-2 6-1 ●アレクサンドラ・ウォズニアク(カナダ)
ダブルス
3回戦
○クルム伊達公子/バルボラ・ストリコバ(チェコ)7-6(4) 6-4 ●シェイ・スーウェイ(台湾)/ペン・シューアイ(中国)
2回戦
○クルム伊達公子/バルボラ・ストリコバ(チェコ)6-3 6-2 ●チャン・ハオチン(台湾)/チャン・ユンジャン(台湾)
1回戦
○クルム伊達公子/バルボラ・ストリコバ(チェコ)7-5 4-6 6-3 ●イリーナ・ファルコーニ(アメリカ)/アンナ・タチシュビリ(グルジア)
シングルス予選
決勝
○伊藤竜馬 [11] 6-4 6-4 ●ミコール・プラジズニー(ポーランド)[22]
○西岡良仁 6-3 6-1 ●マルセル・イルハン(トルコ)[25]
○ダニエル太郎 4-6 7-5 6-3 ●ピーター・ポランスキー(カナダ)[10]
○マティアス・バッキンガー(ドイツ)6-3 6-3 ●杉田祐一 [12]
○マルコ・キュードネリ(スイス)6-1 6-7(6) 6-1 ●守屋宏紀 [29]
2回戦
○伊藤竜馬 [11] 6-3 6-2 ●アレックス・ボゴモロフ ジュニア(ロシア)
○杉田祐一 [12] 1-6 7-5 6-3 ●アドリアン・メネンデス マチェラス(スペイン)
○守屋宏紀 [29] 3-6 6-4 6-3 ●ルベン・ビーママンズ(ベルギー)
○西岡良仁 7-5 4-6 6-4 ●タナシ・コキナキス(オーストラリア)
○ダニエル太郎 6-2 2-6 6-1 ●Toni ANDROIC(クロアチア)
1回戦
○ダニエル太郎 4-6 7-6(7) 6-1 ●アレックス・クズネツォフ(米国)
○西岡良仁 6-4 6-4 ●ホレイショ・ゼバロス(アルゼンチン)[5]
○守屋宏紀 [29] 1-6 7-6(3) 6-2 ●ウラジミール・イニャティック(ベラルーシ)
○アレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)6-4 6-4 ●内山靖崇
○オスカル・エルナンデス(スペイン)6-3 6-3 ●添田豪[2]
○杉田祐一 [12] 6-3 6-4 ●ティム・プッツ(ドイツ)
○伊藤竜馬 [11] 7-6 (6)、4-6、6-3 ●フランシス・ティアフォー(米国)[WC]
記事:長嶋秀和