インターハイは1年生ながらベスト4、全日本選手権では最年少で活躍した16歳

2015年、全日本ジュニア16歳以下準優勝の高校1年生、昨年には中牟田杯全国選抜で優勝し日本代表に選ばれた、日本テニス界の海外に挑む、注目のジュニア選手たちの1人が清水悠太(16歳)だ。

落ち着いた雰囲気ながら、人懐っこさを感じる少年だが、コートでは左利きから繰り出される強烈なストローク、タッチを感じるテニスで相手を翻弄するプレーは魅力だ。スライスも上手く器用な選手だ。

インターハイ(高校総体)では1年生ながらベスト4、全日本選手権では16歳ながら予選突破し本戦出場を果たすと、初戦にも勝利し杉田祐一以来の高校1年生でのベスト16まであと1歩と迫った。世界スーパージュニアテニス選手権大会では、全豪オープンジュニア準優勝者、ホン・ソンチャン(韓国)とファイナルセットの戦いに敗退するもベスト16進出を果たしている。

清水悠太

常にチャレンジャー精神で攻めていけたこと

注目を集める活躍を見せる現在に対して「今年から環境が変わったことですかね」という清水は、国際大会にも積極的に参戦し、今季は12大会で経験を積んだ。スペインで開催された16歳以下の国別対抗戦、ジュニアデ杯で日本代表として日本が世界4位へ躍進に貢献する活躍している。

特に12月米国フロリダにて開催されたオレンジボウルではダブルスで田中優之介ペアを組んで優勝を飾った。清水は「常にチャレンジャー精神で攻めていけたことです」との話どおり積極的なプレーを展開し、シングルスでは予選決勝で敗退も、ダブルスの活躍で自身最高の56.25ポイントを獲得した。来年のグランドスラム大会出場に向けて1歩前進した。

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自分の持ち味を生かす感性の良さ

世界ランク8位の錦織圭(25歳、日清食品)より、さらに小柄な身体だが、「コースを正確について左利きを生かして攻めていくタイプです」という自分の持ち味を生かす感性の良さで戦う。「小さいながらも頑張ってます!笑」という清水悠太には多くの人を惹きつける人間的な魅力がある。

清水悠太は現在ジュニア世界ランクを150位まで上昇させた。1999年生まれの選手では世界で13番目に若い選手として150位入りを果たしている。来年の全豪オープンでグランドスラム初出場を狙える位置にいるが、さらにランキングを上げて全仏オープン出場を見据えて南米遠征に行く可能性もあるという。南米遠征ではクレーコート(レッドクレー)で球足が遅く、ボールがよく跳ねる環境に慣れ、新たに多彩でオールラウンドなテニスを磨き、グランドスラムでの活躍を虎視眈々と狙っている。

記事:長嶋秀和