3月14日 アメリカ西海岸、インディアンウェルズで行われている BNP パリバ・オープン(男女共催 ATP1000/WTAプレミア)。
グランドスラム大会に次ぐ格のビッグ大会。
女子準々決勝が行われ、大坂なおみ(日清食品)が世界5位のカロリナ・プリスコバ(チェコ)を6-2、6-3で破り、4強進出を決めた。
WTAツアーで大坂が4強入りしたのは、準優勝だった2016年9月の東レPPO以来、2度目の事だ。
プリスコバは、2017年7月17日から7週にわたり世界ランキング1位を維持した選手。
1回戦で元一位のM・シャラポア、2回戦では元二位のA・ラドワンスカ(ポーランド)そして準々決勝ではまた元一位を破った。
準決勝では現一位のシモナ・ハレプ(ルーマニア)と対戦する。
素晴らしいプレーで4強
日が沈むにつれ、昼間の暖かさが嘘のように急激に冷え込み始める。
センターコートに風が舞う。
そんなコンディションの中で大坂のナイトマッチが行われた。
対戦相手はWTAランキング5位のカロリナ・プリスコバ(チェコ)。
第1セット
オープンング・ゲームで大坂はブレーク・チャンスをつかむ。
プリスコバはダブルフォルト。ブレークスタート。
「最初にブレークでき、集中できた」と大坂。
第5ゲームもブレークし、4-1とリードを広げる。
第6ゲーム、ブレーク・ポイントを握られたが、強烈なストロークとサービス・エースでしのぐ。
第1セットは6-2で大阪。
第2セット
ブレーク合戦が4ゲーム続く。
第6ゲーム、大坂はラブでキープ、3-3。
第7ゲームをストロークで圧倒しブレーク、4-3。
第9ゲームでマッチポイントを握り、フォアのリターン・エースを決め勝利。
4強だ!
「(大坂)は素晴らしいプレーヤー。フォアもバックも素晴らしく自分のポジションから打てていた」とプリスコバ。
「とてもハッピー、集中してプレーできた」
「ここまできたら、決勝に進んで優勝したい」と大坂。
準決勝で戦うハレプには3戦全敗。
1月の全豪オープン4回戦では大坂の良さを封印されストレートで敗れている。
長所封印された大坂 全豪ハレプ戦記事
記事:塚越亘/KyokoOga/塚越景子 写真H.Sato/TennisJapan