15、16日の2日間に渡って、スーパー・ドリーム・エキシビションマッチ「空旅.com HEAT JAPAN」が、東京都三鷹市のMTSテニスアリーナ三鷹で開催された。このイベントには、日本のテニス界を代表する添田豪、伊藤竜馬、杉田祐一、鈴木貴男、そして、成長著しい若手の内山靖崇が参加し、詰めかけた多くのテニスファンに、改めてテニスの楽しさを伝えていた。
このイベントを企画運営をした、デビスカップ日本代表チームコーチの増田健太郎氏は「いつもハードな練習で頑張っているプロたちは、なかなか一般の人と触れ合うことができませんし、ランキングの高い選手を、国内で直に観られるのはジャパンオープンくらいです。せっかく頑張っているプロがいるのですから、もっとその頑張りを観てもらいたい、そして、身近に感じてもらいたいという思いで、このイベントが生まれました」と、開催に至った経緯を語ってくれた。。
確かにプレーの妨げにならない、ぎりぎりのところまで観客席を近づけ、選手の表情、息遣いを間近に感じ取れる観客席がそこにはあった。
また、「一般的に試合会場は、静かに観戦しなければならないので、初めて観戦する人にとっては、堅苦しいものになってしまいます。でも、ポイントとポイントの間にショットの解説を入れたり、チェンジコートでBGMを流したりして、選手と観客が一体となって楽しむイベントをテニス観戦の入り口にすれば、抵抗なく試合を楽しむことができると思います」と増田氏。
そして、16日には、サプライズゲストとして、クルム伊達公子が解説席に登場し、観客はもちろんのこと、参加していたプロも大いに盛り上がりを見せた。
なお、エキシビションマッチの結果は、当初出場予定だった守屋宏紀に代わって出場した杉田が、添田をタイブレークで下して優勝した。
※写真は、左から内山靖崇、鈴木貴男、守屋宏紀、増田健太郎デビスカップ日本代表チームコーチ、伊藤竜馬、添田豪、そして優勝した杉田祐一