デビスカップ(テニス)3日、東京都江東区の有明コロシアムで、デビスカップ(国別対抗戦)のアジア/オセアニアゾーングループI、1回戦、日本対インドネシア戦が行われ、3日目のシングルスで、同394位の内山靖崇(20歳)は、同1783位のウィスヌアディ・ヌグロホ(18歳)と対戦し、6-1、6-3のストレートで勝利。日本に5勝目をもたらした。

試合は1日目にシングルス2試合、2日目にダブルス1試合、3日目にシングルス2試合が行われ、3勝したチームが勝利国となる。

日本は、1日目に行われたシングルス2試合で、伊藤竜馬(24歳)、添田豪(28歳)が共に勝利しており、2日目のダブルスでは、伊藤/内山組が勝利し、すでに3勝しチーム戦の勝利を決めていた。

チーム戦として勝敗の決まった中行われる、3日目のシングルスは通常の5セットマッチから3セットマッチに試合方式を変更し行われ、第1試合で杉田祐一(24歳)が勝利しており、内山の勝利で日本代表の5連勝で試合を終えた。

第1セットは、第1ゲームでいきなり内山が相手のサービスゲームのブレークに成功。第6ゲームでヌグロホにブレークされるが、第7ゲームで、すぐさまブレークバックし、6-1で第1セットを奪取。

第2セットでも、内山はストローク戦で主導権を握り、チャンスとあれば前に詰めてポイントを重ねていき、6-3でセカンドセットを取り、6-1、6-3で勝利。

アジア/オセアニアゾーングループI、1回戦を突破した日本は、2回戦で、インドと韓国の勝利国と対戦する。

インドが勝利した場合、アウェーでの対戦となり、韓国が勝利した場合、日本での対戦となる。

以下、試合終了後の日本チームのコメント

植田実監督
「アジア/オセアニアゾーンでの1回戦ということで勝って当然ということもあるが、今は勝ってホッとしている。選手全員を起用することができて、それぞれが大きな課題を手にして次の4月に行われる2回戦に臨めるというのが、非常に嬉しい。収穫の多いデビスカップだった」

添田
「本当に勝ててホッとしている。だが、まだまだ目指すところは先のところなので、ここから先は長いという気持ちのほうが強い。とにかく次に向けて、個々がレベルアップしていきたいと思っている」

伊藤
「1回戦を5勝0敗で勝てて、非常に良いスタートが切れたと思っている。自分自身シングルスはストレートで終わらすことができて、ダブルスもフルセットにもつれたが、勝てたのでホッとしている」

杉田
「チーム戦ではあるけれども、テニスは個人戦のスポーツなので、まずは個々の能力を上げるということが一番の目標。今回は控えの立場だったが、そういう中でいかに良い準備をするかということを考えていた。4月以降も起用してもらえるのであれば全力でプレーしたい。ランキングを上げて次の4月に備えたい」

内山
「今回初めてメンバーに選出してもらって、まずは2日目のダブルスで勝てたというのが大きな収穫になった。そこで勝負を決めれたことでシングルスの出番が回ってきた。初めてのデビスカップで2試合に出場して、2試合とも勝てたというのは、大きな自信にもなったし、これからのモチベーションにつながる」

アジア/オセアニアゾーングループI、1回戦

3日目

内山靖崇 6-1 6-3 ●ウィスヌアディ・ヌグロホ

杉田祐一 6-1 6-3 ●クリストファー・ルンカット

2日目
ダブルス1

伊藤竜馬内山靖崇 6-4 5-7 2-6 7-5 6-2 ●クリストファー・ルンカット/エルバート・シー

1日目
シングルス2

添田豪 6-0 6-0 6-2 ●ウィスヌアディ・ヌグロホ

シングルス1

伊藤竜馬 6-2 6-2 6-4 ●クリストファー・ルンカット

※写真はアジア/オセアニアゾーングループI、1回戦でインドネシアに勝利した日本代表、左から、内山靖崇、杉田祐一、添田豪、伊藤竜馬