西岡良仁
7日、東京の有明テニスの森で開催されている全日本テニス選手権、大会5日目。男子シングルス準々決勝の2試合が行われ、西岡良仁(18歳、ニックインドアテニスカレッジ)が昨年の決勝で伊藤に勝利したディフェンディング・チャンピオンで第2シードの杉田祐一(25歳、三菱電機)に6-4、6-4で勝利し準決勝進出を果たした。

西岡は、昨年の全米オープンジュニアでベスト4の活躍を遂げ、今年はメキシコのフューチャーズで予選から全試合ストレート勝ちで優勝、米国のフューチャーズでもベスト4の活躍を果たしている。 3月のマイアミではATPツアーのマスターズ大会の予選に参戦するなど活躍を果たしている。

また、初戦で鈴木貴男(37歳、イカイ)に7-5(5)、6-0で快勝した田川翔太(22歳、早稲田大学)は、井藤祐一(27歳、ライフ・エヌ・ピー)と対戦し6-4、6-3で勝利し準決勝進出を果たした。

一昨年に杉田に勝利しベスト4の活躍を果たした持ち前の豪打が武器で絶え間なく攻め続ける田川は、試合の序盤から競ったゲームにおいては粘り強さも発揮しリードを奪うと、サービスダッシュなど積極的なネットプレーを発揮しストレートで勝利した。

明日は、第4シードの守屋宏紀(23歳、北日本物産)と第7シードの内山靖崇(21歳、北日本物産)のデビスカップ日本代表メンバーに選出された2人の対戦が行われる。国際大会での対戦成績は3勝2敗で守屋がリード、今年は9月の上海で開催されたチャレンジャー大会において6-1、6-3で守屋が勝利している。

また第3シードの伊藤竜馬(25歳、北日本物産)は全日本初制覇に向けて、第5シードの関口周一(22歳、三菱電機)に勝利し準々決勝進出を果たした吉備雄也(27歳、ノア・インドアステージ)と対戦する。錦織圭を除く日本男子のトップ選手全てがエントリーした今年の全日本テニス。昨年は世界ランク60位まで上り詰めた伊藤だったが、今大会では通算3度の決勝進出を果たしているが、初優勝なるか注目の今大会。

全日本テニス選手権

男子シングルス
準々決勝

田川翔太 6-4 6-3 ●井藤祐一
西岡良仁 6-4 6-4 ●杉田祐一 [2]

2回戦

井藤祐一 6-7(7) 6-3 6-2 ●佐藤文平
田川翔太 6-3 4-6 6-3 ●近藤大生
伊藤竜馬 [3]6-2 6-3 ●遠藤豪
吉備雄也 6-4 7-5 ●関口周一[5]
内山靖崇[7] 6-3 6-1 ●小ノ澤新
守屋宏紀 6-2 6-3 ●三橋淳
西岡良仁 6-4 6-7(4) 6-2 ●片山翔 [8]
杉田祐一 [2]6-2 6-3 ●仁木拓人

1回戦

杉田祐一[2] 3-6 7-5 6-1 ●松井俊英
伊藤竜馬[3] 7-5 6-4 ●斉藤貴史
守屋宏紀[4] 6-2 6-4 ●綿貫裕介
関口周一[5] 6-2 6-2 ●志賀正人
近藤大生[6] 6-2 2-6 6-2 ●江原弘泰
内山靖崇[7] 6-1 6-1 ●河内一真
片山翔[8] 6-2 6-0 ●佐野光
小ノ澤新 7-6(2) 6-0 ●竹内研人
佐藤文平 6-3 6-2 ●ロンギ正幸
仁木拓人 6-2 6-3 ●菊池玄吾
井藤祐一 6-4 6-3 ●喜多元明
三橋淳 7-5 6-1 ●宮崎雅俊
吉備雄也 6-0 6-1 ●加藤乃己
田川翔太 7-5(5) 6-0 ●鈴木貴男
西岡良仁 6-0 6-2 ●奥大賢
遠藤豪 6-3 6-4 ●長尾克己

男子ダブルス
準々決勝

江原弘泰/佐野紘一 6-3 6-3 ●上杉海斗/矢多弘樹
井藤祐一田川翔太 6-3 6-4 ●奥大賢長尾克己
伊藤竜馬守屋宏紀[4] 6-1 6-1 ●近藤大基志賀正人[WC]
片山翔佐藤文平 6-2 6-3 ●竹内研人綿貫裕介

1回戦

○上杉海斗/矢多弘樹 3-6 7-6(10) 6-1 ●近藤大生松井俊英[1]
井藤祐一田川翔太 6-3 6-4 ●小ノ澤新仁木拓人[3]
伊藤竜馬守屋宏紀[4] 6-1 6-3 ●三輪大介/森田直樹
片山翔佐藤文平 6-1 6-3 ●喜多文明/酒井祐樹
竹内研人綿貫裕介 6-4 6-3 ●高田航輝/矢野隆志
近藤大基志賀正人 7-5 6-1 ●笹井正樹/野口政勝
奥大賢長尾克己 7-5 6-2 ●菊池玄吾竹島駿朗
江原弘泰/佐野紘一 6-1 7-6(6) ●一藤木貴大ロンギ正幸

混合ダブルス
準々決勝

ロンギ正幸瀬間友里加[2]2-6 6-2 [10-8] ●仁木拓人高雄恵利加
奥大賢宮村美紀 [1] 6-3 7-5 ●喜多元明二宮真琴
一藤木貴大/荒木史織 3-6 6-4[10-2]●松尾友貴加藤未唯
田川翔太今西美晴 3-6 6-2 [10-7]●片山翔牟田口恵美

※カッコ[ ]内数字はシード順位、W:主催者推薦出場

記事:長嶋秀和