オーストラリアのメルボルンで開催されているグランドスラム大会の初戦、全豪オープン(本戦は18‐31日、ハードコート)。予選の最終日、男子シングルス決勝が行われ、予選13シードの伊藤竜馬(27歳、北日本物産)はアドリアン・メネンデス⁼マチェラス(30歳、スペイン)と対戦し6-4、1-6、6-4のフルセットの末に勝利し本戦出場を果たした。

グランドスラム大会11度目の本戦出場を決めた伊藤竜馬は、昨年はマルティン・クリザン(26歳、スロバキア)に敗退したが、全豪オープン2年連続4度目の出場と相性の良い今大会。本戦の1回戦でラデク・ステパネク(37歳、チェコ)と対戦する。過去の対戦では一昨年のデ杯ワールドグループ準々決勝にて7-6(5)、6-7(5) 1-6、5-7の惜敗している。

また杉田祐一(三菱電機)も予選を突破、本戦では第23シードのガエル・モンフィス(フランス)と対戦する。また女子シングルス予選決勝では大坂なおみ(18歳)が勝ち上がり初めて4大大会の本戦に進出した。初戦でドナ・ベキッチ(クロアチア)と対戦する。

男子シングルスでは世界ランク7位の錦織圭(26歳、日清食品)は同ランク34位のフィリップ・コールシュライバー(ドイツ)と対戦。今大会ノーシード選手としては世界ランク最高位の選手との対戦となった。

本戦から出場の世界ランク97位、ダニエル太郎(エイブル)はルカシュ・ロソル(チェコ)と、主催者推薦出場で116位の西岡良仁(ヨネックス)はパブロ・クエバス(ウルグアイ)とそれぞれ1回戦で対戦する。

写真:伊藤竜馬 オフィシャルブログ TENNIS.jpより
記事:長嶋秀和