2月8日から10日まで、実業団の日本一を決める 第33回 日本テニスリーグのファイナルステージが行われ、女子決勝は橋本総業が島津製作所を2勝1敗で破り、2年連続2回目の優勝を飾った。

橋本総業と島津製作所の決勝戦での対戦は2014年1月からこれで6年連続の顔合わせ。昨年は4連敗中の橋本総業が初めて島津製作所を破り優勝した。(その時の記事:橋本総業 悲願の日本一
今年も激戦が行われ、勝負は最終戦のダブルスに縺れる死闘の連続だった。

秋田史帆vs今西美晴 フルセットの死闘!

第一試合で貴重な勝利 秋田史帆

S2 第一試合
◎秋田史帆 64 26 63 ●今西美晴

第一試合は秋田史帆今西美晴のS2対決。

ファイナル・セット、1-3、秋田のサービスゲームはダブルフォルトから始まり、15-40となってしまう。
これを落とせば1-4。
ここを秋田は踏ん張り、2度のデュースの末にキープ、ここから5ゲーム連取で勝利する。

2017年10月、共に全日本初優勝を賭けて決勝で対戦した時を思い出す。(その時の記事:今西美晴全日本初制覇
その時はファイナル・セット、4-1で秋田がリードしていたのだった。その死闘の再現だった。

「(秋田選手の)決勝は相当なプレッシャーがあったと思いますが、最後の最後は自分のテニスでしっかり勝利を手にし、
『かっこいい』の一言に尽きます。
正直ドキドキハラハラしながら最後まで見ていましたが、必死に1ポイント1ポイント紡いで一勝を上げてくれました。
出来る出来ないじゃなく、絶対優勝する!って気持ちになりました。」岡村恭香ブログより

小堀桃子
涙で次に託す

昨年のリベンジに成功 桑田寛子

S1 第二試合
●小堀桃子 57 46 ◎桑田寛子

昨年は二人はS2として第一試合で登場、小堀が6-4,6-4で勝ち、優勝に弾みをつけた。
今年はS1として対決、桑田寛子が小堀桃子を6-4,7-5で下した。第2セットは小堀がリード、ファイナル・セットに縺れるのではないかと思われる展開だったがそこを桑田が逆転でストレート勝利。勝敗を五分に戻した。

「小堀桃子選手は惜しくも負けてしまいましたが、決して最後の1球まで諦めない姿勢を見せてくれました。
何よりコートの外で号泣しながら『宜しくお願いします』と頼まれた時には、
普段あまり取り乱さない桃ちゃんの珍しい姿にこれは何としてでも勝たなければ、と身が引き締まりました。
最後は恐らく本人個人にとっては悔しい結果になってしまったけど、ファーストステージから最後まで本当にかっこいいエースでした。」岡村恭香ブログより

昨年の最高殊勲選手 瀬間詠里花
チームを引っ張る!

D 最終戦ダブルス
◎瀬間詠里花/岡村恭香 64 64 ●大前綾希子/加治遥

第1セットは2-4とリードされ、大前綾希子/加治遥ペアーに押されていたが、そこから4ゲーム連取など、ストレートで勝利した。

優勝決めた岡村/瀬間組を迎える井上コーチ

「勝敗のかかったダブルスは一生忘れられない試合です。
スコアもわからずに試合していたくらい無我夢中だったので、私は相当テンパっていたと思いますが」

「テンパってはいても、不思議と不安やネガティブな気持ちは一度も出なかったです。
それはやはり、試合中始まってから終わるまで常にえりさんが私を鼓舞し続け、引っ張ってくださってたからだと思います。
幾度と訪れたピンチをえりさんがぐっと踏ん張って耐えてくださったお陰で勝利を手繰り寄せられました。」

「ベンチには井上明里選手が今回はコーチとしてチームを率い、
どんな時もどっしりと構えて私の不安や迷いを一身に受け止めてくれて、『大丈夫、絶対できる』って何度も勇気付けてくださいました。
明里さん以上に安心できる『大丈夫』はないです。
本当にどれほどの重圧が明里さんにかかっていたか想像もつきませんが、
そんな素振りは一つも見せずに最後まで舵をとり続けてくださり、感謝の気持ちでいっぱいです。」岡村恭香ブログより

今年も素晴らしい戦いを見せてくれた 日本テニスリーグだった。
全国の実業団の皆様お疲れさまでした。

第33回 日本リーグ ファイナルステージ
会場:横浜国際プール
期間:2019年2月8日(金)~10日(日)

<<女子決勝>>
◎橋本総業 2-1 ●島津製作所

S2 ◎秋田史帆 64 26 63 ●今西美晴
S1 ●小堀桃子 57 46 ◎桑田寛子
D ◎瀬間詠里花/岡村恭香 64 64 ●大前綾希子/加治遥

<<3位決定戦>>
◎ノアインドアステージ 2-1 ●リコー

S2 ◎上田らむ 76(4) 61 ●金井綾香
S1 ◎西村佳奈美 63 61 ●水沼茉子
D ◎下道愛里紗/横山菜里 36 26 ●入江真子/酒井渚月子
ドロー

吉崎仁康アナウンサーがアップした日本リーグ動画:YouTube

準優勝 島津製作所

<<女子準決勝>>
◎島津製作所 3-0 ●リコー
◎橋本総業 3-0 ●ノアインドアステージ

<<女子準々決勝>>
島津製作所 vs bye
◎リコー 3-0 ●テニスユニバース
橋本総業 vs bye
◎ノアインドアステージ 2-1 ●日本郵政
ドロー

3位ノアインドア

4位リコー

女子優勝 男子3位の橋本総業

日本リーグまでの道。2018年10月、広島広域公園テニスコートで行われた全国実業団対抗テニストーナメントでの、男子は上位4チーム、女子は上位2チームがテニス日本リーグの出場資格を得ている。

記事:塚越亘/塚越景子 写真 伊藤功巳/TennisJapan