11月7日 「大正製薬リポビタン 全日本テニス選手権96th」

男子シングルス決勝は第1シードの清水悠太(三菱電機)が第3シードの今井慎太郎(イカイ)を6-3 6-4で下し、念願の全日本チャンピオンになった。

女子ダブルスではこの全日本を最後に引退を決めていた井上雅(テニスラウンジ)が大前綾希子(島津製作所)と組み、前日のシングルス決勝でタイトルを争った川村茉那(フジキン)と光崎楓奈(h2エリートテニスアカデミー)の20歳コンビを6-4 6-4で破り最後の花道を飾った。

男子ダブルス決勝は、43歳の松井俊英(ASIA PARTNERSHIP FUND)が上杉海斗(江崎グリコ)と組み第2シードの清水/羽澤慎治(慶應大)の22歳コンビを6-1 7-6(3)で破った。松井にとってはこれが12年ぶり5度目の全日本ダブルス優勝だ。

清水悠太 おめでとう!
念願の全日本優勝

<<男子シングルス 決勝>>
◎1]清水悠太 63 64 ●3]今井慎太郎

所属先の三菱電機がタイトルスポンサーとなっている2019年の全日本。
清水はシングルス、ダブルス、ミックスダブルスと全種目に出場、すべて決勝に進出していた。
男子決勝日の前には既に小堀桃子(橋本総業)と組んだミックスダブルスで優勝している。

三冠の完全制覇も実現しそうな勢いだった。

しかし、山崎純平(日清紡)との準々決勝は7-5,4-6,7-5、前日の島袋将(早稲田大)との準決勝も2-6,6-3,6-4のフルセット、その他に男子ダブルス、ミックスダブルスの試合もしている。
連日連戦で疲れも溜まり、筋肉も悲鳴をあげていた。
左ふくらはぎには厳重にテーピングされてい清水はベストのテニスができずに3-6,4-6で野口莉央(明治安田生命)に敗れていた。2019年全日本記事

2020年は第1シードでの出場したが、準々決勝で敗退を喫している。

今年こそと思っているが、「今年はコロナ禍で試合に出られない不安や、ケガ」の不安もある。

その上二人の対戦成績はまだジュニアだった頃も合わせて5度対戦し、2勝3敗。
直近の10月スエーデンでの対戦は 76(6),67(5),46 で敗れている。

そんな中で始まった決勝は清水のサービス・ダウンから始まった。

トスに勝った今井はレシーブを選び、果敢なアタックから清水のサーブを破った!
「優勝したい」と言う清水の気持ちがプレッシャー?をかけているような出だしだった。

素晴らしい出だしの今井だったが、前日の片山翔(伊予銀行)との6-2,6-7(2),7-5、3時間のフルセット、試合が終わったのも18時を過ぎている。
決勝は16時間後だ。
「言い訳になるが、痛めているところが悪化してベストコンディションではなかった」と今井。

サーブの確率なども悪く思い通りのテニスはできない。

対照的に清水はオープニングゲームでこそ硬さが見られたが積極的なテニスを展開する。
「最近練習している速い展開の成果が出せた。
フォアで攻めてボレーで決めるという理想のプレーも」と。

それとここビーンズドームは清水にとって日頃の練習場所。ホームコートでもある。
センターコートは4年前に世界スーパージュニア優勝した時のコート(本来の会場は靭テニスセンターだが、悪天候のために急遽ここで行われた)。

最初のゲームこそ落としたが、試合開始から、1時間8分で悲願のタイトルをつかみ取った。

「今日の決勝戦の今井選手とは先月対戦、負けている相手だったのでが気合を入れ戦いました。
今井選手が凄く硬くなっていたと思うので少しラッキーだったかなと思っています。
自分はフォアで攻めれて決めるっていう、理想のプレーも少しできたので良かったです。」

その後行われたダブルス決勝で敗れた清水はその日の夜にはITF大会に出るために、フランスに旅経った。

清水悠太(三菱電機)
ATPデーター
2021年全成績

今井慎太郎(イカイ)
364位
ATPデーター
2021年全成績

全日本人男子ATPランキング(2021/11/01付き)

準優勝今井慎太郎 優勝清水悠太
<<男子シングルス 決勝>>
◎1]清水悠太 63 64 ●3]今井慎太郎

<<準決勝>>
◎1]清水悠太 62 63 ●6]山崎純平
◎3]今井慎太郎 62 67(2) 75 ●片山翔

<<準々決勝>>
◎1]清水悠太(三菱電機)7-6(2) 6-4 ●5]越智真(江崎グリコ)
◎6]山崎純平(日清紡)64 61 ●13]白石光(早稲田大)
◎3]今井慎太郎(イカイ)62 64 ●市川泰誠(ノアインドア)
◎片山翔(伊予銀行)63 60 ●田形諒平(筑波大)
男子シングルスドロー

43歳の松井俊英(ASIA PARTNERSHIP FUND)5度目の全日本ダブルス優勝!!!
<<ダブルス決勝>>
◎2]上杉海斗/松井俊英 61 76(3) ●3]清水悠太/羽澤慎治
男子ダブルスドロー

<<女子シングルス 決勝>>
◎7]川村茉那 61 36 64 ●15]光崎楓奈

<<準決勝>>
◎7]川村茉那 36 60 62 ●5]荒川晴菜
◎15]光崎楓奈 61 63 ●12]今西美晴

<<準々決勝>>
◎7]川村茉那(フジキン)61 61 ●16]坂詰姫野(橋本総業)
◎5]荒川晴菜(アオヤマS)63 75 ●13]瀬間詠里花(橋本総業)
◎12]今西美晴(EMシステムズ)76(9) 16 76(2) ●4]小堀桃子(橋本総業)
◎15]光崎楓奈(h2テニスA)61 64 ●8]桑田寛子(島津製作所)
女子本戦ドロー

井上雅(テニスラウンジ)ラストマッチ優勝!!!!!!
<<ダブルス決勝>>
◎4]井上雅/大前綾希子 64 64 ●2]川村茉那/光崎楓奈

光崎楓奈/川村茉那 優勝の井上雅/大前綾希子

「現役最後の試合で勝つことが出来て感無量。
最後に誰と組みたいかを考えて、アッコ(大前選手)に声をかけさせてもらった」と井上。
「(井上からこれが最後の試合なので組みたいと声をかけられ)海外という選択種もあったが全日本に集中した。
井上と楽しむことを決め、やり遂げた」と大前綾希子(島津製作所)


女子ダブルスドロー

【ご報告】

男女シングルスの優勝賞金は400万円。
副賞で優勝者と準優勝者にはグランドスラム大会開催都市までの日本航空の往復チケットが贈られる。賞金ブレークダウンなど

オーダー・オブ・プレー、ドローなど
試合はJTA テニス オンライン
決勝は NHKBS1で生放送

記事:塚越亘/塚越景子 写真:齋藤宣孝(関西テニス協会)