みなさん、初めまして。
社会人になってテニスに出会い、テニスの魅力に夢中なアナウンサー、川又智菜美です。
ご縁ありましてコラムの連載を執筆させていただけることになり、こちらは記念すべき第一回でございます。
✳︎川又智菜美ってどんな人?
軽く私自身のことをお話ししますと、新卒では岡山・香川を放送圏とする山陽放送でアナウンサーをし、その後フリーに転向。
TBS「はやドキ!」や日テレNEWS24などの番組を担当した後、WOWOWの専属アナウンサーも務めました。
テニス関係では、イベントMC以外にも全日本選手権やSBCドリームテニスツアーでコロシアムMCもさせていただく機会がありました。
そんな私とテニスの出会いは6年前…
初めは本当にただの趣味だったのですが、どんどんのめり込んでいて週に4-5回練習をするほどに。
自分でプレーするのはもちろん、試合を観戦することも好きです。
こちらのコラムでは、そんな私のテニスの楽しみ方や、気になる選手のことなど、等身大で発信していきたいと思います。
✳︎テニス現地観戦のススメ
さて、今回のテーマは『テニス現地観戦のススメ』
私がテニスに出会ったのがおよそ6年前。
テニスをはじめて1年目の時は「プロの試合を観戦しよう!」という思いには至ることはありませんでした。
そしてその後、観にいきたい!と思った時には、残念ながら新型コロナウイルスの影響で大会自体がなかったり、無観客になってしまったりして、観に行くことは叶いませんでした。
それが2022年暮れのあたりから大会がまた有観客で行われるようになりました。
それまで画面を通してでしかプロ選手の試合を観たことがなかった私は、文字通り、“圧倒”されました。
実は、画面のカメラを通して観る方が、選手の表情もしっかり観られるし良いのでは?という思いもほんの少しあったのですが、(いかんせんジャパンオープンや全日本テニス選手権など主要な大会が行われる有明コロシアムは広いものですし…)試合がはじまるとその思いは吹き飛びました。
- 臨場感
まずは、臨場感。生で観る試合は大迫力です。
長く、良いラリーが続いた時は、静寂の中にボールの音と選手のフットワークの音が響き、周りの観客の息を飲む音も聞こえて自分の中でどんどんと高揚感が増していきます。
画面ではもちろんボールの軌道は2Dにしか見えませんが、3Dで選手の駆け引きを観ることができるのは生観戦をした人の特権です。
画面で観ている以上に様々な情報を得ることができます。例えば、近めの席から観ることができたときは、選手の独り言も聞けちゃいます。
- 打球音
次に、音。想像以上にコロシアムという場所はボールの音が響きます。そして、プロの音はこんなボールをしばくような音がするのかと、興奮し、うっとりするものです。こればかりは実際聞いていただかないとなんとも言えませんが、音によって気分も高まっていきます。
- コート外での選手の姿
そして、最後に、これは現地観戦のとっておきの特権です。
選手の画面外での姿が観られます。
現地にいると、移動する選手の姿がみられたり、大会のイベントのサイン会やトークショーでコート外の姿がみられたりと、試合とはまた違った顔の選手をみることができます。
テレビによる放送も、ライブ配信も試合は流してくれますが、なかなか他の姿までは見せてくれませんよね?
普段の試合では表情を変えず、淡々とこなし、インタビューも冷静な選手が、イベントのトークショーでは愛らしい笑顔ではしゃぐ姿がみられたりと…
私自身、何人も試合中とのイメージの違いにギャップを感じてファンになったものです。
こんな風な喋り方をするんだ、こんなファンサービスをするんだ…これは、現地だからこそ知り得ることだと思います。
まだ現地観戦をしたことがないという方、ぜひ一度足を運んでいただきたいです。
他にも現地観戦の良いところがありますので、次回以降お伝えさせていただきます。
はじめての方はマナーのことなど気になることも多いと思うので(実際私も最初不安でした)そのことについても書けたらと思っています。
では、みなさん、引き続き楽しいテニスライフを!