全米オープンが米国、ニューヨークで開幕。25日、男女シングルス1回戦が行われ、第31シードの奈良くるみが元世界21位の強豪アレクサンドラ・ウォズニアク(26歳、カナダ)と対戦し6-2、6-1で勝利し2回戦進出を果たした。

第1セット、2度のブレイクで5-2と先行すると第8ゲームもポイントを先行し2度目のセットポイントでバックの深いショットでポイントを奪い6-2で先取。ファーストサービスでは15回中10回をポイントに結び付け、3本のウィナーと7本のアンフォーストエラーで3度のブレイクで先行した。第2セットは4-0とリードからサービスを落とすが、テンポの速いラリーで主導権を握り完勝、2年連続2回戦進出を果たした。

「勝てて、締まった試合が出来てうれしいです。シード選手として今大会に戻ってきて、すごく緊張していたが自分のいいテニスが出来て良かった。」課題はサービスゲームという奈良だったが、素晴らしいディフェンスと速い展開で持ち味を発揮した試合となった。

男子シングルスでは伊藤竜馬ダニエル太郎西岡良仁の3人が予選を突破し本戦入りを果たした。本戦には錦織圭を含めの4人の日本人男子選手が出場する。

また江口実沙 は、フランソワーズ・アバンダ(17歳、カナダ)と対戦し0-6、2-6で敗退し初のグランドスラム本戦入りはならなかった。奈良くるみクルム伊達公子土居美咲は本戦からの出場となる。

シングルス予選
決勝

伊藤竜馬 [11] 6-4 6-4 ●ミコール・プラジズニー(ポーランド)[22]
西岡良仁 6-3 6-1 ●マルセル・イルハン(トルコ)[25]
ダニエル太郎 4-6 7-5 6-3 ●ピーター・ポランスキー(カナダ)[10]
○マティアス・バッキンガー(ドイツ)6-3 6-3 ●杉田祐一 [12]
○マルコ・キュードネリ(スイス)6-1 6-7(6) 6-1 ●守屋宏紀 [29]

2回戦

伊藤竜馬 [11] 6-3 6-2 ●アレックス・ボゴモロフ ジュニア(ロシア)
杉田祐一 [12] 1-6 7-5 6-3 ●アドリアン・メネンデス マチェラス(スペイン)
守屋宏紀 [29] 3-6 6-4 6-3 ●ルベン・ビーママンズ(ベルギー)
西岡良仁 7-5 4-6 6-4 ●タナシ・コキナキス(オーストラリア)
ダニエル太郎 6-2 2-6 6-1 ●Toni ANDROIC(クロアチア)

1回戦

ダニエル太郎 4-6 7-6(7) 6-1 ●アレックス・クズネツォフ(米国)
西岡良仁 6-4 6-4 ●ホレイショ・ゼバロス(アルゼンチン)[5]
守屋宏紀 [29] 1-6 7-6(3) 6-2 ●ウラジミール・イニャティック(ベラルーシ)
○アレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)6-4 6-4 ●内山靖崇
○オスカル・エルナンデス(スペイン)6-3 6-3 ●添田豪[2]
杉田祐一 [12] 6-3 6-4 ●ティム・プッツ(ドイツ)
伊藤竜馬 [11] 7-6 (6)、4-6、6-3 ●フランシス・ティアフォー(米国)[WC]

全米オープン 2014 公式サイト

記事:長嶋秀和
写真:濱中益美